★右室の拡張障害を意味します。

◎すぐ心エコーあてるので大病院にいると意識しませんが、primary careの現場では重要なのかもしれません。

■奇脈とは

吸気時に血圧が10以上低下することを言います。
右室拡張不全の疾患を示唆します
 ⇒心タンポナーデ,収縮性心膜炎


■奇脈の機序

吸気により静脈還流量が増えます(生理的現象)
 …これは非常に重要なことです。
  腹圧・胸腔圧上昇で大静脈が圧迫され右房への血流量が増加します。
⇒右室が張ります
右室拡張ができず、心室中隔が左室へ偏位します(圧力が中隔にかかるため)
⇒左室容量が低下
⇒拍出量が低下
⇒体血圧↓

②吸気により肺が膨らみます
肺血管床拡張
=肺にプールされる血流量が増えます
⇒左室への血液が低下します
⇒拍出量が低下
(これは生理的現象です)

合わせ技で血圧が10以上低下するということです。何故10mmHgなのかは不明です。