★音質ではなかなか区別できない!
◎基本的な事項ですが、意外にできない方が多いです。
■基本的な聞こえ方
●AS(大動脈弁狭窄症)
①最強点は胸骨右縁とあるが,実際は様々です。
⇒前胸部に広範囲な心雑音が聴かれます
⇒最強点を同定できないこともあります
②Ⅱ音が減弱する
(過去記事http://blog.livedoor.jp/megikaya/archives/23895034.html)
③頸動脈の触診
⇒細かい振戦を伴い,遅く触れる(かなり特異的な所見)
●MR(僧帽弁閉鎖不全症)
①間違いなく心尖部で強く聞こえます
⇒ASと比べ,他の部位では聞こえても小さい
②MR前尖逸脱の場合、背中に放散します!
⇒背骨で雑音が聞こえます
⇒高度の逆流の場合、頭でも聞こえます:top of the head murmur
■期外収縮,AFなどの心拍変動の影響
⇒ASだと増強,MRだと変化なし!
…期外収縮時,収縮が不十分です
⇒次回の心室収縮時,心室容量が増加
⇒拍出量増加
=拍出に関わるASでは雑音が増加します
参照 週刊医学界新聞,忘我blog, UpToDate
◎基本的な事項ですが、意外にできない方が多いです。
■基本的な聞こえ方
●AS(大動脈弁狭窄症)
①最強点は胸骨右縁とあるが,実際は様々です。
⇒前胸部に広範囲な心雑音が聴かれます
⇒最強点を同定できないこともあります
②Ⅱ音が減弱する
(過去記事http://blog.livedoor.jp/megikaya/archives/23895034.html)
③頸動脈の触診
⇒細かい振戦を伴い,遅く触れる(かなり特異的な所見)
●MR(僧帽弁閉鎖不全症)
①間違いなく心尖部で強く聞こえます
⇒ASと比べ,他の部位では聞こえても小さい
②MR前尖逸脱の場合、背中に放散します!
⇒背骨で雑音が聞こえます
⇒高度の逆流の場合、頭でも聞こえます:top of the head murmur
■期外収縮,AFなどの心拍変動の影響
⇒ASだと増強,MRだと変化なし!
…期外収縮時,収縮が不十分です
⇒次回の心室収縮時,心室容量が増加
⇒拍出量増加
=拍出に関わるASでは雑音が増加します
参照 週刊医学界新聞,忘我blog, UpToDate