★色んな原因で動悸になる.

◎違います!しかも,不整脈の多くは動悸を伴わないです。

■動悸の機序
・動悸=心臓の鼓動を自覚すること

心拍出量↑
・タバコ,カフェイン,薬剤,運動,ストレス,交感神経↑,貧血
・おそらく除脈によるものも
 (1回拍出量が上昇するからです)
②頻脈
左室拡張による,前胸部の運動↑
・大動脈弁逆流(AR),肥大型心筋症
精神的
・心臓性が43%に対し,精神性は31%とされます。
⇒診断はなかなか難しいとされますが、なんとなくわかります。
循環器内科医が注意することは、PSVTを見逃さないようにすることです


■患者の訴え
(ハリソンからです)

①ドクンとする、結滞
多くの場合,期外収縮を表します。
・期外収縮
⇒その後ポーズ(休止期)が長いです
次の拍出量が多くなります
⇒収縮力増加により,自覚します

②ばたばた羽ばたくよう
(聞いたことありませんが)
・頻脈性不整脈によります
・もちろん洞頻脈も含まれます

※ドクドクいう、というのは鑑別が難しいです。

③首まで放散する
房室解離による
⇒心室収縮中,心房が収縮する
⇒逆流し,頸静脈波が増える(A波)
(これもマニアックです)

④体位を変えると自覚する
・心臓内部,心臓に隣接する隆起病変
⇒心房粘液腫,縦隔腫瘍など 
(これもさらにマニアックです)


※臨床的には、検脈といって、radial Aを患者自身が触れられるよう教育し、動悸のときに「脈が早くなっているか、脈がバラバラか」確認して貰う方法が有用です。
▶勿論、バラバラの不整脈はAFです。


参照 ハリソン

Harrison's Principles of Internal Medicine, Twentieth Edition (Vol.1 & Vol.2) (English Edition)

英語では、なんと20版!