★穴がふさがるか,ふさがらないか,リスク次第.

■動脈穿刺の合併症の一つ
・動脈採血は穴が開く時間が少なく,すぐふさがる.
 シースでは長い時間穴が開いているので,すぐふさがらない.
押さえないと,血腫が形成される
⇒①血腫形成の過程で,動脈がふさがれば血腫にとどまる
  ②血腫が動脈内腔と長く交通している場合
  ⇒拍動とともに,瘤内に血流が出入りする
  ⇒仮性瘤となりうる(リスクがわかっている↓)

●リスクファクター(うまく用手圧迫していないのが前提)
大きいシース,抗血小板薬(術中,術後),65歳以上,肥満,高血圧,PAD,透析,大腿動脈より浅いカニュレーション,複雑な手技 

※仮性瘤:動脈瘤のうち,外壁が血管の外膜か,結合組織からなるもの.
  cf. 真性瘤=外壁が血管内膜
   解離性瘤=外壁が血管中膜

※ちなみに,動脈外膜とは…
 結合組織からなり,動脈に栄養する血管(中~大型血管にみられる),自律神経を含むもの.
 

参照 ハリソン,Gray,UpToDate