①流速を測る仕組み
PW…一点の流速を測る
CW…線上のどこでも,一番流速が早い所を測る
⇒基本的にPWを使う.流れが速い時(2m/s以上)はCWでないと測れない

②CO(cardiac output, 心拍出量)
・CO=SV(stroke volume, 一回拍出量)×HR
・SV=LVOT area(左室流出路断面積)×LVOT VTI(血流の時間速度積分値)
 ・LVOT area=LVOT(左室流出路直径)/2×3.14
 ・LVOT VTI:左室流出路にPWのサンプルポイントを設定
       ⇒波形をトレース(横軸時間,縦軸が血流速度)
       ⇒このグラフの面積=LVOT VTI 

③推定右室圧
推定右室圧≧40→肺高血圧と診断できる
 …収縮期右室圧=肺動脈圧,と仮定している(よってPSでは適応外)
・推定右室圧=4×三尖弁逆流最大速度の2乗+右房圧
 ⇒逆流がないと判定できない!
 ⇒CWにし,基線からVpeakまでの距離=逆流最大速度
 ⇒右房圧は推定する:普通なら5~10,IVC虚脱なら0~5,怒張なら10~15

④左室拡張能の評価:E/A
・左室流入血流は二峰性…E波,A波
⇒僧房弁弁尖先端にサンプルポイントを設定 (PW)
⇒EとAの速度の比を求める
正常(E/A>1)→弛緩障害型(E/A<1)→偽正常型(E/A>1)→拘束型(E/A>2)と移行する

⑤心筋の動く速度:E'

組織ドプラ
⇒サンプルポイントを心室中隔の僧房弁輪部に
⇒E'を測定
 …これが小さいと左室弛緩能が低下している


参照 心エコーセミナー