★表面張力が肺胞を潰す力となることが重要.

●肺胞内で空気の流れがない
肺胞は自分でつぶれようとする(=虚脱する)
…その圧力P=2×表面張力÷肺胞の半径(★)
 ⇒Pが少ない=虚脱しにくい
※肺胞は球型のため,表面張力は肺胞をつぶす方向の力となっている

■界面活性剤の原理

・界面:違う均一な2つの物質の境界
   ⇒この場合液体と大気であり,特別に「表面」という
界面張力(この場合表面張力)
…水分子間・空気分子間の相互作用による安定化が,界面近くでは低下することによる
 =それぞれ,界面自由エネルギーが高い状態
・界面活性剤(疎水基と親水基をもつもの)といれると
親水基が水,疎水基が空気に向く
⇒界面の高エネルギー状態を緩和する
⇒表面張力↓

●肺胞サーファクタント

・肺胞の表面張力を減らす
⇒①やわらかくなる
  =コンプライアンス(やわらかさ)が増加する
  ②肺胞が虚脱しようとする力が減る(★の式から)
  ⇒虚脱しにくくなる


参照 Gurton生理学,石鹸百科,wiki