★ARB,ACE阻害薬,利尿薬.

■高血圧患者の麻酔
・麻酔中,血圧が変動しやすい(上昇も下降も)
 ⇒心筋梗塞につながりうる
 ※MI発生率↑のエビデンスがあり,この予防が重要となる
麻酔終了時,血圧がかなり上がりうる
拡張期血圧が110以上だと,明らかに合併症の頻度が増える
 …収縮期血圧との関連は明らかでない(合併症増えるという報告はいくつかある)

■降圧薬を継続すべきか
①β遮断薬
MI,不整脈予防効果あり
・急に中止すると死亡率上がる
⇒継続すべき
 ※心不全・高血圧に対し,可能なら術前に投与開始すべき(急性心不全・緊急手術でない時)

②Ca拮抗薬
・急に中止すると冠攣縮起こす危険
・継続した方が死亡率下がる(小さな試験だが)
・継続にて出血のリスクがあるという報告もあるが,微妙
⇒継続すべき

③ARB,ACE阻害薬
継続にて低血圧のリスクが増えるが,術後高血圧を抑える
 …RAAS系抑制による降圧作用は強い
死亡率,MI発症は変わらない
…議論が分かれる所だが
⇒高血圧の治療として服薬している場合,中止とする
  心不全の治療として服薬している場合,継続とする
 考えが主流.

④利尿薬
・手術当日服薬すると,低血圧の危険
・利尿少ない時,静注にて対応可能
⇒中止とする
 ※心不全の治療として必要な場合,注意して継続する

⑤α遮断薬
・中断すると高血圧となる
挿管,手術のストレスを抑える
鎮静,シバリング抑制する
⇒継続する


参照 UpToDate