★リンパ管からの排泄増加による.

◎患者によりますが、聴取されない方もいます。教科書的には、聴取されないということです。

■肺のcoarse crackles
血管内から肺胞へ体液が漏出した結果生じます

慢性心不全
⇒左室充満圧上昇
⇒肺胞液のリンパ管からの排泄が増加
⇒肺胞には水が溜まりづらい
⇒肺雑音が聴取されない


■crackles, rale (rhonci)の原理
間質浮腫
(心不全も基本的にこの病態)
気道が硬くなる
⇒それが開くとき,cracklesを生じます
・これは重力の影響を受けるため,体位によって移動します

・この点で,fineとcoarseは同じ原理です。
⇒断続音として,基本的に区別されない
 
※肺胞内の水分移動による音ではない,と考えられます
⇒但し,不規則に生じるraleは,比較的大きな気道に存在する液体による可能性があります。

 
参照 ハリソン,サパイラ,UpToDate