★不明だが、仮説がいくつかある。

■メカニズム
仮説①
・スタチン投与
コエンザイムQ10(CoQ10)合成阻害
 …筋細胞のエネルギー合成(=ミトコンドリアにおける酸化的リン酸化)に必要
長期投与では横紋筋中のCoQ10濃度を下げるが、下げないとの研究もある
 …通常この副作用は、投与後2か月以降に起きる

仮説②
・スタチン投与
⇒シトステロール濃度↑
 …βシトステロールはAMP-activatedプロテインキナーゼを活性化
   +アセチルCoAカルボキシラーゼを抑制
⇒脂質合成↓、ベータ酸化↑
⇒?

仮説③
・スタチン投与
アトロギン-1発現↑
 …筋特異的なユビキチンプロテインキナーゼであり、筋障害に関与する


■頻度
●ランダム化研究では、有意差を持ってプラセボ群よりほんの少し頻度が多いだけ
 ⇒実臨床ではもっと多い印象。

投与量と発生頻度が比例する
0.02% :20 mg/day, 0.07%:40 mg/day, 0.3%:80 mg/day
・プラバスタチン、フルバスタチンは発生頻度低い

運動制限の必要性はなし
適度な運動はミトコンドリア発生、抗酸化物質産生を促す
 ※筋疾患ある人の運動、慣れてない激しい運動は、横紋筋融解症のリスクとなりうる

・遺伝子が関係するともされる


参照 UpToDate