★同じ抗原を見ている検査が多い。

■SLEと抗リン脂質抗体症候群(APS)

・APSの50%が続発性
⇒そのうち80%の原因がSLE


■検査
①STS法(梅毒に対する血清検査)

・歴史的には補体結合を用いたワッセルマン反応、ガラス板を用いたVDRLテストなど
⇒現在はラテックス粒子を用いて光学的に測定する自動分析法(FTA-ABS法)
・T.pallidum感染による組織破壊
ミトコンドリアに局在するリン脂質(カルジオリピン)が自己抗原として認識される
⇒自己抗体産生
⇒これを抗原抗体反応で検出する
・梅毒でない患者で陽性となった場合、生物学的偽陽性という

②抗カルジオリピン抗体検査
・カルジオリピン検出感度を高めるため開発されたELISA法

※APSでの抗リン脂質抗体は、カルジオリピン以外の多くのリン脂質と反応する

③抗カルジオリピン・β2GPI複合体抗体

リン脂質抗体は、様々なコファクターを介してリン脂質に結合する
 …コファクター:プロトロンビンβ2GPIが主
⇒抗カルジオリピン抗体のコファクター依存性をみる検査

④ループスアンチコアグラント(LA)活性

・SLE患者の一部で凝固延長認められ、その原因として名付けられた
⇒APSの血栓症の原因ともなることが後で示された
⇒実物は、ビタミンK依存性凝固因子のリン脂質に競合的に結合する、一部のリン脂質のこと
・検査法:患者血清にリン脂質を加える or 加えない
    ⇒凝固の延長を比較する


■検査のカバー範囲
◎オーバーラップしている
・抗カルジオリピン抗体抗体陽性には、抗カルジオリピン・β2GPI複合体抗体陽性、生物学的擬陽性が含まれる
抗カルジオリピン抗体の感度は高い
※ただし一過性陽性の場合があり、陽性持続(12週間以上)を確かめる必要あり
LA活性陽性の感度も高い
⇒しかし、APSの治療である抗凝固薬の影響を受けるため、検査できる時期が限られる

 
参照 週刊医学会新聞