★危険因子を踏まえた患者選択が推奨される。

■危険因子

・65歳以上:1点
・NSAIDs高用量:1点
・胃潰瘍の既往(重症:2点、軽症:1点)
・アスピリン、ステロイド、抗血小板薬内服中:1点
⇒重度:2点以上、中等度:1点、軽度:0点

○ガイドライン上、中等度リスク以上に予防的PPI内服が勧められる
※しかし、SSRI服用もリスク上昇するなど考慮されていない
⇒不完全ではある


■潰瘍予防

・PPI:最も良い
・ミソプロストール(サイトテック):1日4回内服必要であり、コンプライアンス悪い
・H2拮抗薬:十二指腸潰瘍は予防するが、胃潰瘍は予防しない

※PPI服用による副作用

肺炎
・胃内での殺菌能力が減弱することが原因といわれる
⇒リスクとなるのは特に短期服用の場合
PPIの胃酸分泌抑制効果は長期投与しても減弱しないため、矛盾する
⇒確実なエビデンスはないが、リスクとなりうる、というのが現状
参照:http://blog.livedoor.jp/megikaya/archives/35639365.html

骨折
・胃酸分泌抑制に伴うCa吸収低下によると考えられる
不用意な長期投与は避けるべきとされる


■COX-2選択阻害薬

・non-selective NSAIDsより潰瘍のリスクは低くなるが、リスクであることは変わりない
⇒PPI内服で有効に予防される 
・長期服用で心血管リスクとなる
…機序:PGI2阻害するがトロンボキサンA2は阻害しないことで内皮障害が起こる
⇒本当に心血管リスクあるか、ややcontroversialなところも。
・PPI内服する場合、COX-2 selectiveが良いかはcontroversial
(より減ったという大規模studyはある)
心血管リスクあることと高いコストから、non-selective + PPIが勧められるかも


参照 UpToDate、パリエットHP