★勉強していて、また試験が終わって思った事です。

■状況、心持ちの話

USMLEは、基本的には、医学生が誰でも受ける合格率の高い試験なので、日本の国家試験の英語版、と考えれば良いと思います。しかし問われる分野が全然違うことと、英語であることから、もう一回国家試験の勉強をやる、という心持ちです。
なので、「毎日1時間の勉強を1年続ける」といった勉強は向きません。期間を決めて集中的にやるべきです。

きっと、医学部6年生のような環境なら(つまりアメリカ医学生の環境にあれば)、そこまでハードルの高い試験でないと思いました。
私は働きながら、一人で対策しましたが、過酷でした。勉強できていなくとも「働いているからしょうがないし」と自分に言い訳してしまい、踏ん張れませんでした。また、一人だと勉強していても刺激が少なく、モチベーションを保てず度々youtubeなんかみてしまっていました。
試験勉強としてかっちりやれば、もっと高得点がとれたと思いました。

なので当たり前ですが、高得点を取るには、高得点を取る事に貪欲になれる環境を作る事こそ一番大事です。この試験は学生中に勉強会を作ってやっちゃうのが一番良し、社会人の方は、少なくとも勉強仲間を見つける事が大事だと思います。


■勉強内容の話

まずFIRSTAID Q&A解く⇒FIRSTAIDで復習 で1周します。全然解けなくて、こんなの出来るようになるのか不安に、絶望的になりました。でも出来ないのは、USMLEという試験に慣れてないだけです。ちなみにこの時FIRSTAIDに無いと思って書き込んだ事は、実はFIRSTAIDのどこかに書いてある事が多いです。それほど、FIRSTAIDの情報量は多く、試験を網羅しています。

私はその後FIRSTAIDを頑張って1周読み、FIRSTAID Q&Aを2周、USMLEWorldを1周、FIRSTAIDを1周読み、何となくUSMLEが分かってきました。NBME模試を初めて受験したら、179点で、こんなものかと思いました。単純暗記の問題を多く間違えていたので、点数上がる余地は大いあると思いました。

FIRSTAIDの内容は、本当に細かな所まで問われます。それを覚えるには、おそらくFIRSTAIDを読むだけでは印象に残らず無理です。関連する問題を経験する事が最も手っ取り早いです。だから、問題を解いた数に比例して点数が上がります。

一方、FIRSTAIDを読むだけでは絶対に理解できない所があります。特に生化学(例えば蛋白産生の過程)。ちゃんとした教科書できちんと理解する事が、本番の高得点につながります。これが重要なんです!というのは、解いている問題は結局過去問じゃないので、問われた分野を勉強するきっかけに過ぎないからです。本番にはちゃんと理解していないと解けない問題が沢山出ました。
向こうの学生は各分野の教科書を読んで勉強するそうです(模試とFIRST AIDだけでも平均くらいはとれますが、高得点は絶対とれません)。


以降、休日にNBME模試、KAPLAN Qbank、USMLE sample test、UWorld模試を使った模擬テスト、平日に復習+FIRSTAID読み を繰り返しました。しかし思ったより得点が上がらず、7月のNBME模試で217点でした。

ここで、なんで間違えるのか、分析しました。
すると、
・診断をつけてから選択肢を選んでいない
・病態をわかってから選択肢を選んでいない
・違うよな、と思った選択肢を選んでしまっている
・面倒くさがって考えきっていない、思い出しきっていない
・問題文や選択肢を読みきれていない
など、集中力を欠いていたことが原因のものばかりでした。

だから、知識はついているから、試験本番で集中してやり抜く事が大事なんだと思いました。

でも、それをするのが難しい事にこそ、外国人にハンディがあるのだと気づきました。日本語の国家試験だって、あれだけ長い時間やってれば疲れたと思います。同じような試験を、英語で、かつ休憩時間少なくこなす必要があります。


■試験本番にかけての話

本番は46問/1時間 ×7 blockで、1時間の休憩を自由に使えます。
ちなみに持ち物は、
・パスポート
・Scheduling Permit
・耳栓
・飲食物
です。

読み間違えないように、病態を考えて、正確に思い出しながらじっくりやると、結構時間に追われました。本番は、考えなければいけない問題ばかりでした。単純な暗記事項を問う問題は少なかったですが、そういう問題は得点源でした。
休憩時間は、思ったより沢山あり、10分余りました。1-2block, 3-4blockを続けてやりましたが、3-4blockの間は休憩すれば良かったです。

終わってみると、あんまり出来た感じはしませんでしたが、それなりの得点でした。

以上です。