知識の卵

医学のWhy?を解決するブログです。What?も少し触れています。
著者は循環器内科医・疫学者です。

古い箇所など、是非、ご指摘お願い致します。

腎・泌尿器

★クレアチニンは濾過された後再吸収されない!

・糸球体濾過量を測りたい
再吸収されないものが目安になる

イヌリン
・再吸収されない
⇒投与し,排泄量を測れば濾過量がわかる
⇒正確だが,面倒くさい

クレアチニン
クレアチン:肝で生成,脳や筋肉に取り込まれ,細胞内でATPと反応しエネルギー源となる
⇒代謝産物がクレアチニン
⇒尿中排泄量が筋肉量と比例
 =体重あたりほぼ一定で,食事や尿量に影響されにくい
 +再吸収されない
⇒イヌリンの代わりに用いられる

 

☆ネフローゼには,臨床病名,組織病名,臨床症候があり,似たような名前があるのでこんがらがる!
 ・臨床病名=診断名
 ・組織病名=腎生検に基づく分類
 ・臨床症候=臨床所見に基づく分類

☆そして必ずしも1対1対応していない!
 ⇒ここでは対応を解説します.


※以下,●が最もよくみられるもの,○がまれにみられるもの.

臨床症候⇒組織病名

臨床症候

組織病名

急性腎炎症候群
(AGN) 

●管内増殖性糸球体腎炎

急速進行性糸球体腎炎症候群
(RPGN) 

●壊死性半月体形成性糸球体腎炎

慢性腎炎症候群

●膜性増殖性腎炎
●メサンギウム増殖性糸球体腎炎
○巣状糸球体硬化症
○膜性腎症
○管内増殖性糸球体腎炎

ネフローゼ症候群

●微小変化群
●巣状糸球体硬化症
●膜性腎症
●膜性増殖性腎炎
○メサンギウム増殖性糸球体腎炎
○壊死性半月体形成性糸球体腎炎

無症候性血尿・蛋白尿

○微小変化群
○メサンギウム増殖性糸球体腎炎


 
 ②組織病名⇒臨床病名

組織病名

臨床病名

微小変化群

●微小変化型ネフローゼ症候群

巣状糸球体硬化症

●巣状糸球体硬化症

膜性腎症

●膜性腎症
○ループス腎炎

膜性増殖性腎炎

●(特発性)膜性増殖性腎炎
HCV関連腎症

管内増殖性糸球体腎炎

(溶連菌感染後)急性糸球体腎炎

メサンギウム増殖性糸球体腎炎

IgA腎症
●紫斑病性腎症(HSP)
○ループス腎炎 

壊死性半月体形成性糸球体腎炎

ANCA関連腎炎
IgA腎症
○紫斑病性腎症(HSP)
○ループス腎炎
○Good pasture症候群 

 

更新 2014/6/17 

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