整形外科・皮膚・形成

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整形外科・皮膚・形成

心臓リハビリテーション;運動負荷と指導法

2019/10/8  

★ATをトレッドミル等の運動負荷で測定し、そのレベルのMETsの運動を推奨する。 ◎奥が深い分野です。ここでは、基本の解説。 ■運動負荷の実際●準備・安静時に以下のパラメーターを確認 …酸素摂取量 3.8ml/min/kg (1.1 METs)、VE 8-10l/min、ガス交換比 0.84 ●試験 ...

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救急・外傷 整形外科・皮膚・形成

低温やけどとは?【機序と臨床像】

2021/9/17  

★短時間では問題とならない熱源が,長時間接触することで生じる熱傷. ◎意外に知らないかもしれません。 「低温」に暴露することで生じる火傷ではありません。それは凍傷です。 ■低温やけどの機序 ●動物実験によると、熱傷が生じうる最低温度は以下のようだったそうです SDB:37.8℃DDB:41.9℃Ⅲ度 ...

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救急・外傷 整形外科・皮膚・形成

軟膏薬の使い分け

2019/7/25  

★軟膏はあくまで補助的。 ◎軟膏はたくさんの種類があり、人によって使い方が異なります。理論的に自分の使い方を作っておく事が大事です。ただ創処置の場合、最も大事なのは外科的処置で、軟膏で治すとは考えません。 ■抗菌薬作用●バラマイシン軟膏・抗菌薬で、汎用性が高いです。・ガーゼに塗りやすく、広範な病変に ...

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整形外科・皮膚・形成

陥入爪の対応

2018/4/12  

★陥入爪に悩む方はある程度いますが、基本的には保存的治療を先行します。 ■一般的な治療、教育・側方の爪が十分に指の外側まで伸びてから爪を切る事・足のサイズに合った靴をはく事  …機械的な陥入を防ぐためです。 ■軽症〜中等症の治療●軽度の疼痛、軽度の紅斑、浸出液なし の場合・爪側壁の指の間に ...

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整形外科・皮膚・形成

タトゥーのプロセス、原理

2017/1/16  

★真皮に色素を沈着させる。 ◎日本ではタトゥーがそれほど広まっていませんが(アメリカでは18-25歳の20-25%といいます)、その原理について理解しておく事は重要だと思います。 ●タトゥーには3種類あります。⇒スタジオタトゥー、アマチュアタトゥー、ヘナタトゥー ■スタジオタトゥー・tattoo a ...

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整形外科・皮膚・形成

眼の下の 'くま' ができる機序

2017/1/9  

★様々な要因があるが、色素沈着や浮腫が大きな原因。◎寝不足や疲れ、加齢で眼の下に'くま'ができます。英語で infraorbital dark circles といいます。なぜできるのでしょう。 ■機序●解剖学的特徴・眼の下の皮膚は薄く(全身で最も薄い皮膚のひとつ)、やや透過性があります。⇒皮下組織 ...

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整形外科・皮膚・形成

縫合糸の種類と使い分け、太さの解説

2021/5/26  

★吸収性+モノフィラメントに沢山種類あり。 ◎何気なく使っている糸で、若手はだいたい教えてもらった通りに使うと思います。もしかして常識かもわかりませんが、それぞれの特徴をまとめてみました。 ■糸の特徴3種類 ①素材 ●合成糸か、天然糸か。 ⇒天然糸は絹糸(シルク)だけです。 ②吸収性 ●吸収性か、非 ...

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内分泌・糖尿病 整形外科・皮膚・形成

骨粗鬆症の診断と検査

2015/5/20  

★骨密度の低下で診断する。 ■診断基準①日本続発性を除外した上で、・脆弱性骨折なし→骨密度がYAMの70%未満・脆弱性骨折あり→骨密度がYAMの80%未満※脆弱性骨折:軽微な外力による骨折 YAM:若年成人平均値 ②WHO・骨密度が、成人女性平均の2.5SD以下(Tスコアが-2.5SD以下)●続発性 ...

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内分泌・糖尿病 整形外科・皮膚・形成

高齢、閉経、ステロイドでなぜ骨粗鬆症となるか、男性はなぜ骨粗鬆症となりにくいか

2015/5/18  

★骨芽細胞↓、破骨細胞↑。 ■骨粗鬆症の機序●骨密度の低下、骨質の劣化による①骨密度・思春期に高まる(→骨量頂値);破骨細胞(骨吸収)<骨芽細胞(骨形成)⇒成人以降減っていく;骨吸収>骨形成②骨質・骨リモデリング(新陳代謝機構)、酸化/糖化の程度、ビタミンD/K、コラーゲン含有量、石灰化度で規定され ...

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感染 整形外科・皮膚・形成

足白癬の診断、鑑別;本当に水虫か?

2015/3/24  

★13〜33%は水虫じゃなく、そのほとんどが湿疹。■足白癬の診断●直接鏡検にて皮膚糸状菌を検出することが絶対必要・偽陽性…モザイク菌(角質間の油滴)との間違え、糸くずとの間違え =医師の技術の問題・偽陰性…抗真菌薬外用中、接触性皮膚炎の合併(特に湿潤型;趾間型に多い) ※しかも、抗真菌薬は接触性皮膚 ...