○参考書/聴診器紹介

医師用聴診器の批評

★ほんと聞こえないものもあるので注意。UpDateしました。

◎聴診器はよく選んで買いましょう。聴診を楽しめないとだんだんやらなくなってしまいます。良いものは高いです。

■おすすめ
①ステレオフォネット No.171

ケンツメディコ 聴診器 ステレオフォネットNo.171 ブラック【送料無料】[KENZMEDICO 医療用]



・やはり最強の聴診器。音が立体的に聞こえる。
・音の質のレベルが違う。チェストピースが良いのでしょう。
・音量、聞こえる幅が申し分無く、もちろんⅢ音と拡張期雑音も聞こえます。
・呼吸音もかなりクリア。
・日本製。これを超えるものは、おそらく無い。
・6万円とちょっと高い。
・無くしたので、相当ショックでした。

②リットマン トラディショナル

3M リットマン ステソスコープ トラディショナル 3143 バーガンディー

・チェストピースが深い。
Ⅲ音、拡張期雑音が聞こえる。音量も良い。
・そこまで重くなく、非常に使い勝手が良い。
・昔は3〜4万円くらいで、リットマンで買うならこれしかないと思っていました。今愛用しています。
 この記事を更新したのは、研修医からトラディショナルが発売中止された!と聞いたからです。
 探してみると、amazonに7万で出品されていました(上リンク)が、それだけでした。残念です。

③リットマン カーディオロジーⅣ

リットマン 聴診器 Cardiology IV ブラック/ブラス・エディション 6164 Littmann カーディオロジー4 ステート


・今売っているリットマンの中ではこれかと思います。
・片側の膜は小児対応、この部分をベルにすることもできるようです(かなり硬くて私には難しかったですが)。
・よく聞こえます。最近の研修医は皆使っています。
・個人的にはトラディショナルのベル型が好きなので、ちょっと物足りない感がありますが、まあ十分です。


■おすすめしない
①リットマン クラシック

リットマン 聴診器 クラシックIII 5622(ネイビーブルー)



・一番普及しています。
Ⅲ音は絶対聞こえない。拡張期雑音もぎりぎり。
・呼吸音もかなり遠い。かなり厳しい。
・1〜2万円くらい。安いだけです。
・使っても勉強にはならない。


②リットマン マスターカーディオロジー

リットマン 聴診器 マスターカーディオロジー2161(ブラックエディション)



・リットマンの最高級品。でも3万くらいなので、意外に使っている人は多いです。
・チェストピースの押し付け方の強弱で、膜型とベル型が使い分けられます。
・Ⅲ音は聞こえるが、やや呼吸音が聞こえづらい
・昔は膜型の音量が小さいと思っていたが、刷新されたのか今のはそれなりの音量がありました。
・個人的には、ベル型で聞く時、径が小さい方が効きやすいと思います。つまり、膜+ベルの一体型ではなく、従来の別々となったものが良いのかと。
・また、COPDの胸壁脂肪がない方の聴診は難しいです(面が広くて圧着しないから)。

③ステレオフォネット No.178

(全6色)ステレオフォネット SX178 【ケンツメディコ社製】 (ダークネイビー)



・音が立体的に聞こえる聴診器ですが、No.171と比較するとかなり劣ります。
・具体的には、音がかなり小さいです。特に膜型、密着していないと全然聞こえません。
・長く使っていましたが、あまりお勧めできないという結論になりました。
 ・3万円くらいです。

④リットマン エレクトロニック

リットマン エレクトロニック ステソスコープ 3100BU バーガンディー 3M スリーエムヘルスケア【正規品】【電子聴診器】

・電気聴診器です。
・音量調節できて、音量は申し分ないですが、音に何かちょっと違和感ある。
・チェストピースが片面ですしでかいです。
・重いです。
・5万〜と高い。これを買うなら、ステレオフォネットNo.171の方が良いです。

更新 2017/7/5

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