★テスト用。
◎HbとMCVで一般内科医はどうにかなります。サラセミアは経験することもありますが、血液像を見て技師さんから連絡くれます。
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■赤血球検査項目の定義
①RBC(red blood cell)
●1μLあたりの赤血球の個数
②ヘモグロビン(Hb)
●血液中のヘモグロビン濃度
③ヘマトクリット(Hct)
●血液中における血球の体積の割合
④Mean corpuscular volume(MCV)
●RBCの平均サイズ(平均赤血球容積)
MCV (femtoliters [fL]) = 10 x HCT (%) ÷ RBC (millions/microL)
⑤Mean corpuscular hemoglobin (MCH)
●1つのRBCの中のヘモグロビンの重量(平均赤血球ヘモグロビン量)
MCH (pg/red cell) = Hb (g/dL) x 10 ÷ RBC (millions/microL)
⑥Mean corpuscular hemoglobin concentration (MCHC)
●1つのRBCの中のヘモグロビンの濃度(平均赤血球ヘモグロビン濃度)
MCHC (g/dL) = Hb (g/dL) X 100 ÷ Hct (percent)
⑦Red cell distribution width (RDW)
●RBCのサイズの分布(大きいか小さいか;大きさのバラバラ度合い)
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■各検査結果の解釈
●RBC, Hb, Hct
貧血のマーカー
●MCV
小球、正球、大球性貧血の鑑別(詳細は省略):これは実際重要です。
●MCH
鉄欠乏性貧血やサラセミアで低値となる:MCVとほぼ同じ
●MCHC
・低値はMCV, MCHと同様
・高値は赤血球の形成異常をほぼ意味する
⇒球状赤血球、鎌状赤血球、有口赤血球、ヘモグロビンC
●RDW
・非常に高値:鉄欠乏性貧血、輸血後、骨髄異形成症候群