★パルボ感染で造血産生停止するため。
◎パルボウイルスの感染症(伝染性紅斑)で貧血となる病態は機序から推定可能です。鎌状赤血球はUSMLEに頻出。
■パルボウイルスB19感染
⇒赤血球前駆細胞破壊
⇒1週間程度の造血停止
これは誰でもおこります。
・しかし、健常人の赤血球の寿命は120日
⇒軽度貧血にとどまります
■貧血となる病態
①球状赤血球症,鎌状赤血球症
=赤血球のターンオーバーが早い
⇒産生が追い付かない
⇒重度貧血
②鉄欠乏性貧血
=赤血球産生が低下している
⇒産生が追いつかない
⇒重度貧血
③免疫不全,免疫抑制状態
=感染が長引く
⇒造血が始まらない
⇒重度貧血