産婦人科・小児

分娩予定日の決め方

★計算ツール→超音波。

■Naegele法

●最終月経が始まった日をx月y日とすると、x-3月y+7日
・28日周期で、14日目に受精したと仮定している
…月経が不規則だと当てにならない
 +2月が28日であること、閏年を計算していない
⇒現在は、計算ツールを用いるのが一般的。

※そもそも、分娩予定日とは分娩が予定されるべき日ではない
最終月経日から280日後の日、というだけ
⇒分娩予定日に分娩する人は4%しかいない

「十月十日」
…日本の伝統的な数え方で、色々な説がある。
月は数えなので、9×30+10=280、という意味など。


■超音波

GS;gestational sac(胎嚢)
・4.5〜5週ではっきりと見え、5.5〜6週で脱落膜が二重に見える(壁側、被包)
・MSD(平均嚢径, mm)+ 30 = 在胎日数
 …±5〜7で一致する。MSD>14だと当てにならない。

CRL;crown-lump length
・7〜10週で正確。
・CRL (mm) + 42 = 在胎日数
 …±3で一致する。CRL<25で使える。

計算ツールを用いた予定日と大きくはなれた時、超音波から換算した予定日を採用する。
 

参照 UpToDate 

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