★第一回旋異常⇒前頭位,第二回旋異常の結果は頭位によって変わる。

◎産婦人科には常識ですが、あまり医学生に理解されていない項目です。頂いたコメントをもとに再更新しました。

産婦人科研修ノート (研修ノートシリーズ)


 ⬆︎よく読んでいました。コラムになっていて面白い。
  産婦人科を極めた人のメッセージが特にいいです。編集長の永井良三は循環器の超有名人。


■回旋
・第1回旋:顎をひく
・第2回旋:膣口からみて反時計回りに90度まわる
・第3回旋:顎を引いたのを戻す 

■〇頭位
・後頭位:小泉門(後頭)が先進
・前頭位:大泉門(前頭)が先進

■〇法位
先進部(大泉門or小泉門)が,そうでない方(小泉門or大泉門)の前方か,後方か
ex.前方前頭位
⇒先進部が大泉門で,大泉門が小泉門の前方にある
⇒胎児は,母体の恥骨側を向き,見上げる姿勢
ex.後方後頭位
⇒先進部が小泉門で,小泉門が大泉門の後方にある
⇒胎児は,母体の恥骨側を向き,顎を引いた姿勢

※第1頭位:胎児が母親の右手の方を向いている、第2頭位:その逆
⇒どちらでも問題なく、回旋異常と関係ない


■回旋異常
第1頭位でのはなしです

・第1回旋の異常
⇒顎を引かない
⇒先進部が前頭(大泉門)になる
前頭位

・第2回旋の異常
⇒膣口からみて時計回りに90度回転
⇒①後頭位:顎を引いている
      ⇒母体の恥骨側を向く
       =直腸側で小泉門が先進
      ⇒後方後頭位
 ②前頭位:見上げている
      ⇒母体の恥骨側を向く
       =直腸側で大泉門が先進
      ⇒前方前頭位


※まとめたのが次の表です。

第1回旋

正常

異常

第2回旋

正常

前方後頭位

後方前頭位

異常

後方後頭位

前方前頭位

 

 
■なぜこのようなネーミングか(推測)

内診所見で決めたからだと思います。
・内診で、まず先進部を特定します
…大泉門(ひし形)か、小泉門か(三角形)
⇒これで頭位がわかります
・その先進部が◎の前か後ろか
=前方か後方か
…◎に相当する目印が他の孔

※つまり、内診所見上の胎児の位置を表す用語で、回旋異常とどう関連するかは後付けなので分かりにくくなっているのです。