★真皮に色素を沈着させる。
◎日本ではタトゥーがそれほど広まっていませんが(アメリカでは18-25歳の20-25%といいます)、その原理について理解しておく事は重要だと思います。
●タトゥーには3種類あります。
⇒スタジオタトゥー、アマチュアタトゥー、ヘナタトゥー
■スタジオタトゥー
・tattoo artistは誰でも慣れ、徒弟制もしっかりしておらず、自ら研鑽を積んでいます。
⇒つまり、施術が標準化されていません。
※Alliance of professional tattooistsというNPO組織は、3年以上の経験と推薦をもってcertificateすることで、artistのクオリティーを高めようとしています。
▶︎http://www.safe-tattoos.com/
●プロセス
①アルコール、イオジンで消毒
②手書き、もしくはステンシルにて下書き
③インクをしみ込ませた針で色づけ
・多くは機械で行う。使う針の量で、線や色の特徴を出す
④皮膚を繰り返し針で刺し、色素を真皮まで到達させる
⇒マクロファージに取り込まれる
※血がでたら、その都度拭き取られる
■アマチュアタトゥー
・素人が尖ったもので皮膚を刺し、真皮まで色素を到達させます。
・衛生的でない事が多く、色素もインクやマスカラなど手に入りやすいものが多いです。
…鉛筆の芯を刺してしまって、色が取れないのは、一種のアマチュアタトゥーと言えるかも
※但し、皮膚に入れる色素はFDAの認可はおりていません(スタジオも同様)。
※推奨されません。
■ヘナタトゥー
・色素を皮膚表面につけるものです
=一過性です。2-3週間といいます。
・色素は、ヘンナ という植物のパウダーから生成されたものです。
…髪を染める時にも使います。
・6-12時間色素をつけ、洗い流して色をつけます。
参照 UpToDate