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注視の障害のまとめ
2014/7/27
★PPRF, MLFの機能を理解する。 ■側方注視の神経調節・大脳の前頭葉:前頭眼野、補足眼野⇒放線冠⇒半卵円中心(脳梁)⇒脳幹上部で交差⇒橋の被蓋:PPRF(傍正中橋網様体) …ここが側方注視中枢⇒外転神経核:2つ神経が出る⇒①同側の外転神経:PPRFと同側の外直筋を支配 ②すぐ交差 ⇒MLF( ...
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脳動脈瘤はどうできるか
2014/7/25
★基本的に血行力学的な刺激によると考えられている。 ■動脈瘤の形態①囊状:saccular aneurysm・突出しており、壁が薄い…中膜は無いか薄い。内弾性板も無いか壊れている。②紡錘状:fusiform aneurysm・全周性に拡張している・動脈硬化の影響もあり・解離(dissection)が ...
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高血圧性脳出血の出血点
2014/7/22
★ラクナ梗塞が起きやすい血管。 ■血管の部位・脳内の太い血管からの穿通枝 …特に小さく、90°曲がっているもの⇒太い血管からの圧力が強くかかりやすい⇒やぶけやすい ●つまり、ラクナ梗塞がおきやすい血管と同じ 参照:http://blog.livedoor.jp/megikaya/archives/3 ...
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生存曲線の作り方 ☆Kaplan-Meier法
2014/7/19
★フォローした日数順に並び替え、その時点での生存率をかけていく。■患者のデータ●研究する時点で、例えば以下のようになっている。・10日間しかフォローしていない生存してる患者①・研究開始から500日間フォローし、生存している患者②・5日で死亡した患者③・50日で死亡した患者④ ⇒これらを、フォローした ...
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かぜ⇒副鼻腔炎
2014/7/18
★鼻かみが重要。■副鼻腔炎・ほとんどウイルス性;細菌性は0.5〜2%程度・細菌性のほとんどは、ウイルス性に合併して生じる※但し、ウイルス性か細菌性かを鑑別することは、実際難しい⇒急性上気道炎に合併する副鼻腔炎は、全例3週間以内に、抗菌薬なしで治る●ウイルス⇒副鼻腔へ①全身性②直接接触:「鼻かみ」が重 ...
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乳癌術後⇒患側からの採血はだめか
2014/7/13
★避けた方が望ましいが、必要ならやって構わない。 ■リンパ系・間質からリンパへの水移動 …局所の動脈拍動、骨格筋収縮、静脈弁・リンパから静脈へ …径が大きくなること、血管には平滑筋があることにより促進⇒これらが破綻するとリンパ浮腫となる ■乳癌術後リンパ浮腫の二次予防①腕、爪の清潔を保つ+日光をよけ ...
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失語をどう判断して良いのか分からない。
2014/7/12
★ブローカとウェルニッケだけでない。 ■失語の評価①流暢に話せるか②繰り返して話せるか③理解できるか(指示に従えるか)④字を読めるか⑤字を書けるか ■失語症候群 流暢さ 繰り返し 理解 読み 書き Broca失語 × × × Wernicke失語 × × × × 健忘失語 ...
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胃管の選び方・入れ方
2014/7/8
★減圧する場合は太く。 ■意識清明な患者●減圧目的・14Frか16Frのセイラムサンプチューブが適切…セイラムサンプチューブは2つ穴があり、片方で吸引しても、もう片方が胃と大気を交通しているため、胃壁にくっつかない仕組みになっている※十二指腸まで入った時、セイラムサンプチューブは胃内まで引き抜く必要 ...
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頸動脈、椎骨動脈の分岐、略語
2014/7/5
★英語、略語を知っておく。■外頸動脈:external carotid artery (ECA) ①上甲状腺動脈:superior thyroid artery②舌動脈:lingual artery③顔面動脈:facial artery④後頭動脈:occipital artery (OA)⑤浅側頭動 ...
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くも膜下出血⇒中枢性塩類喪失
2014/7/4
★機序ははっきりとしていないが、一過性なのでほとんど問題にならない。■中枢性塩類喪失(cerebral salt-wasting: CSW)・CNSの疾患で生じる;主にSAHで問題となる・CSWは実際に存在しない、と考える人もいる ●根拠 ・脳血管攣縮予防に多量の輸液をする ⇒反応性に尿が出ているだ ...