放射線・検査

乳癌術後⇒患側からの採血はだめか

★避けた方が望ましいが、必要ならやって構わない。

■リンパ系
間質からリンパへの水移動
 …局所の動脈拍動、骨格筋収縮、静脈弁
リンパから静脈へ
 …径が大きくなること、血管には平滑筋があることにより促進
⇒これらが破綻するとリンパ浮腫となる

■乳癌術後リンパ浮腫の二次予防
①腕、爪の清潔を保つ+日光をよける
・うっ血がある状態に感染が併発すると、急激に発赤や腫脹を呈しうるため
蜂窩織炎ということ
⇒この意味において、熱傷とならない程度の紫外線なら無害

②よく動かし、下にしないようにする
・静脈鬱滞をさけるため

③重いものを持たないようにする
・動脈血血流量、静脈還流量が増加し、対応しきれなくなるため
⇒しかし骨格筋収縮はリンパ系ドレナージに必要
⇒程度の問題か

④医療行為を避ける
・静脈圧上昇、感染につながりうるため
・具体的には;ワクチン、鍼、瀉血、静脈ライン、静脈造影
血圧測定ICUや術中繰り返しはかる場合、避けた方がよいとされる
 ⇒それにより悪くなるというエビデンスはない
  +腋窩リンパ節廓清でなければ全く問題ない(センチネルリンパ節生検など)
採血を避けた方がよいという記述はない
⇒一時的な駆血は問題とならないし、感染予防はよく拭けばよい
⇒理論的にも問題なし

※患者が神経質になっていることがあり、その意味で避けた方がよいこともある
 ⇒必要な時は説明してやるべき。
 
 
参照 UpToDate, 乳癌診療Tips & Traps website

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