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整形外科・皮膚・形成 麻酔・外科・胸部外科

VAC療法,なぜ効くか?

2013/10/1  

★膿を吸うことだけが目的ではない. ●VAC療法…陰圧閉鎖療法のうち,VAC systemを用いた方法 ■直接作用・湿った,温かい環境となる⇒創傷治癒に適している・陰圧により,創の表面+間質から水分を引く⇒組織の浮腫を防ぐ・陰圧により組織が変形する⇒端の部分が合わさる,など細胞学的にも良い影響⇒瘢痕 ...

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薬剤

Ca拮抗薬の使い分け

2013/9/25  

★降圧,冠動脈拡張,抗不整脈と作用が様々なので,混乱する!■なぜ多様なのか・カルシウムチャネル阻害薬は電位依存性Caチャネルを阻害する⇒チャネルに色々な型がある ➤L型 (long lasting),T型 (transient),N型 (neural),その他(P/Q型など) ・平滑筋収縮,心筋の電 ...

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未分類

冠動脈の番号・名称がわかりづらい!

2013/9/23  

★図にしてみました.■右冠動脈 RCA:right coronary artery ●この見え方はLAO 50°  #1はRVBまで #2はAMまで #3は#4 PDまで※PDは#4と#15があります. ■左冠動脈 LCA:left coronary artery■前下行枝 LAD:lef ...

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救急・外傷 血液、輸血

エビデンスのある止血剤は?機序は?

2013/9/18  

★輸血,生物学的製剤,トランサミン. ①輸血・濃厚血小板(PC)・新鮮凍結血漿(FFP):全凝固因子が入っている             ⇒凝固因子産生↓,希釈血漿の場合有効 ②生物学的製剤・第Ⅷ因子製剤,第Ⅸ因子製剤 ⇒血友病患者・遺伝子組み換え活性型第Ⅶ因子製剤(ノボセブン) ⇒30万円するが, ...

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膠原・アレルギー

強直性脊椎炎⇒bamboo spine

2013/9/11  

★椎間板が炎症により骨化することによる. ■強直性脊椎炎・他の膠原病と同じく,なぜ炎症が生じるかは不明 …免疫異常に起因すると考えられている(HLA-B27)①腱付着部炎:靭帯,脊椎間の炎症②椎体炎:椎体と線維輪,椎体と軟骨終板の間の炎症 ※椎間板の成り立ち  …中心の髄核,それを取り囲む線維輪,上 ...

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未分類

★今残っている疑問リスト

2013/9/6  

★何でも疑問がある方,教えてください! ■疑問リスト ALS⇒褥瘡なし:未解決 毛細血管拡張性失調症⇒IgA欠損 発熱はなぜ夜に悪化するか 死に際⇒眼球上転 リファンピシン⇒体液オレンジ色 グルカゴノーマ⇒皮膚炎:異化亢進による⇒異化亢進について 糖尿病治療薬の機序:スルホニル尿素⇒ジスルフィラム作 ...

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放射線・検査

検査前に絶食が必要なものは?

2013/9/4  

★腹部の検査は必要,造影検査はまちまち.■エコー腹部エコー:胆嚢を見るため必要.通常午前中に行うため,朝のみ抜きとする.他:必要なし■造影CT腹部:必要他:絶食とするところが多いが,意見が分かれる. 理由⇒嘔吐したときの誤嚥の危険,ショックの際の挿管困難     絶飲食とすることもあるのは,水分可と ...

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麻酔・外科・胸部外科

術前,ワーファリンからヘパリン置換の意義

2013/9/2  

★半減期が短いため,抗凝固の中止期間が短くて済む. ■抗凝固薬を中止しないと…・明らかに出血リスクが高まる・ヘパリン置換後,4時間休薬して手術に臨めば,出血リスクとならない※ワーファリン休薬後,INR正常化するまでは4-6日かかる ■抗凝固薬を中止すると…・脳梗塞,塞栓は0.5%に,術前のmajor ...

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消化器・肝胆膵

癌性腹膜炎の診断は難しい?

2013/8/18  

★細胞診は感度が低い. ○見た目・クリア:漏出性(肝硬変など)で無菌  濁っている:細胞数が多い  乳様:TGが多い(乳糜を含む場合)  ピンク:赤血球が多い ○細胞診・臨床では陽性に出ることが少ない⇒癌性腹膜炎の感度は58~75%!※50ml取る必要がある. ○一般検 ...

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感染 麻酔・外科・胸部外科

閉腹の決まり

2013/8/7  

★エビデンスがある. 1.糸・吸収糸は2-6週,非吸収糸は300日程度で吸収される⇒非吸収糸の方がテンション持続するため,よさそう⇒エビデンスはない※非吸収糸だと皮膚から結び目が触れ,不快となりうる 2.結び目・最も重要・外科結びの必要はない・6回結ぶ必要がある 3.層 ①腹膜… ...