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コルヒチン⇒抗炎症
2014/8/2
★アラキドン酸カスケードを介さない。 ■機序・重合していないチュブリンのヘテロダイマーに結合⇒安定させ、微小管のダイナミクスを阻害⇒微小管脱重合⇒細胞骨格の変化を必要とする変化を阻害 =有糸分裂、エキソサイトーシス、好中球運動性 ・内皮細胞のE-selectin、好中球のL-selectin発現↓⇒ ...
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SLE⇒CRP陰性
2014/7/2
★謎の全身炎症でCRP陰性の場合、SLEを考える。 ■機序○SLE⇒1型インターフェロン産生 ※1型インターフェロン:IFNα、βのこと …マクロファージを活性化するIFNγと区別される⇒肝細胞でCRP合成を抑制 ⇒炎症があってもCRP陰性となる ■SLEでC ...
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SLEとAPSの血液検査がまぎらわしい
2014/6/9
★同じ抗原を見ている検査が多い。■SLEと抗リン脂質抗体症候群(APS)・APSの50%が続発性⇒そのうち80%の原因がSLE ■検査①STS法(梅毒に対する血清検査)・歴史的には補体結合を用いたワッセルマン反応、ガラス板を用いたVDRLテストなど⇒現在はラテックス粒子を用いて光学的に測定する自動分 ...
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内分泌・膠原病疾患⇒腹痛
2014/4/27
★違った腹痛の機序を知る。 ●糖尿病性ケトアシドーシス(DKA)・糖尿病⇒①自律神経障害 ②アシドーシス、電解質異常⇒胃内容排泄遅延、イレウス⇒腹痛※よって、アシドーシスやDKA補正された後も腹痛持続する場合、他の疾患を検索する ●急性間欠性ポルフィリン症(AIP)・ヘム合成の障害⇒ヘム合成経路中 ...
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二相性アナフィラキシーの病態
2014/3/26
★不明. ■仮説①・抗原の皮膚での感作,肺への吸入⇒肥満細胞の脱顆粒 (一回目)⇒数時間後,好酸球・好塩基球・リンパ球浸潤 (二回目) ※患者ごとに,二回目の出現時間が違うことの説明とならない※致死性アナフィラキシーの際,組織にいるのは大抵好酸球であり,全く細胞浸潤がない事もある ■仮説② ...
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皮膚筋炎⇒癌
2013/11/27
★自己抗原が関係してそう. ・皮膚筋炎・多発筋炎⇒筋細胞が壊れ,再生⇒再生した細胞に,筋炎特異的自己抗原が発現⇒合併した癌の細胞にも,同じ抗原を認めるものあり⇒関係してそう (正確にはわかっていない) ●神経の傍腫瘍症候群に,同様の傾向あり⇒元の腫瘍と,神経組織に共通する抗原を認める …抗Yo,Hu ...
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薬疹がでてくるタイミング
2013/11/16
★薬にもより,すぐ~数ヵ月. ■蕁麻疹様・Ⅰ型アレルギー・原因:βラクタム,筋弛緩薬 生物学的製剤(異物) プラチナ製剤(カルボプラチン,シスプラチン)・数分~1時間で発症⇒吸収遅れたり,既に感作されていれば時間は変わってくる ■麻疹様薬疹・Ⅳ型アレルギー・原因:抗菌薬(βラクタム, ...
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血管炎ってどのように診断するの? ★ANCAの意義
2013/11/11
★診断基準は研究用.・臨床研究で感度,特異度を出すために作られたもの.⇒実際に臨床でも用いられるが,clear cutでない症例も多い⇒「○○っぽい」で診断とし,治療を開始する⇒治療(投与量など)は異なるが,反応性を見て適宜変化させる ex) 高安病と側頭動脈炎の鑑別が難しい例⇒患者の年齢と性別で診 ...
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強直性脊椎炎⇒bamboo spine
2013/9/11
★椎間板が炎症により骨化することによる. ■強直性脊椎炎・他の膠原病と同じく,なぜ炎症が生じるかは不明 …免疫異常に起因すると考えられている(HLA-B27)①腱付着部炎:靭帯,脊椎間の炎症②椎体炎:椎体と線維輪,椎体と軟骨終板の間の炎症 ※椎間板の成り立ち …中心の髄核,それを取り囲む線維輪,上 ...