★出血性ショック⇒アシドーシス,凝固異常,低体温
互いに助長する!
■出血性ショックにより,
1. 嫌気性解糖:乳酸↑
⇒代謝性アシドーシス
2. 酸素供給↓+輸液,脱衣,手術
⇒低体温
3. 出血
⇒DIC;凝固異常
■アシドーシス⇔凝固異常
①代謝性アシドーシス
⇒心拍出量↓,低血圧,不整脈,カテコールアミン効果↓
+凝固因子の活性↓
⇒凝固異常
②凝固異常
⇒DIC, 臓器への血流↓
⇒嫌気性解糖
⇒アシドーシス
■低体温⇔凝固異常
①低体温
⇒酵素の活性↓+血小板活性↓,血小板接着↓(vWFとGPⅠb-Ⅸ-Ⅴの相互作用阻害)
⇒凝固異常
※大量輸液,輸血により更に悪化する:http://blog.livedoor.jp/megikaya/archives/22790927.html
②凝固異常
⇒輸血,輸液
⇒低体温
■アシドーシス⇔低体温
①アシドーシス
⇒心拍出量↓,低血圧,不整脈
⇒血液循環↓
⇒低体温
②低体温
⇒酸素解離曲線が左方偏位
⇒Hbが酸素を離しにくくなる
⇒組織への酸素供給↓
⇒嫌気性解糖
⇒アシドーシス
参照 UpToDate,標準救急医学,Blood
死の三徴、triad