★左脚前肢ブロックが左軸偏位.
◎電気の流れを理解するのは、一朝一夕では難しいですが、わかると色々見えてきます。
■解剖
非常に良いイラストです⇨http://illustrator-amy.com/2015/07/29/post-42/
①左脚前枝ブロック
(★)刺激伝導系で下に行き:早い伝導
(◆)その後心筋を伝導して左上へ:遅い伝導
・Ⅰ誘導:(★)ほんの少し逆向き→(◆)同じ向き
⇒qRパターン:下向きのQ小さく,上向きのR大きい
・aVF誘導:(★)同じ向き→(◆)逆向き
⇒rSパターン:上向きのR小さく,下向きのS大きい
➤Ⅰが(+),aVFが(-)より左軸偏位
※-45°以上の高度左軸偏位となる
②左脚後枝ブロック
・①の逆と考える
➤右軸偏位
※但し左脚後枝ブロックは稀です
⇒左脚後枝自体が厚く,左室流出路の近くで保護されているためです!