★電位依存性Caチャネルが開きにくく、ST部分が延長するため。
■CaとQT
・Caは細胞内濃度<細胞外濃度(約1万分の1)
※細胞内外の電解質濃度(mM)
|
細胞内 |
間質液 |
Na |
5~15 |
145 |
K |
140 |
5 |
Ca |
10-4 |
1~2 |
Mg |
0.5 |
1~2 |
H |
7×10-5 |
4×10-5 |
Cl |
5~30 |
110 |
HCO3 |
~10 |
~30 |
P |
35 |
1 |
・細胞外液低Ca
⇒電位に影響する(低くなる)
⇒電位依存性Caチャネルが開きづらくなる
●心筋の興奮
…Na流入:脱分極=QRS部分
⇒Ca流入(電位依存性Caチャネル):プラトー相=ST部分
⇒K流出(遅延整流性Kチャネル)=S〜次のpまで
⇒低Ca血症ではプラトー相が延長
⇒ST部分が延長
⇒つまりQT延長
参照 UpToDate
更新 2015/1/10