★ビタミンB6阻害によるナイアシン生成阻害.
●ピリドキシン(ビタミンB6)
⇒ピリドキサールリン酸(活性型)となる
⇒色々な反応の補酵素となる
…アミノ転移作用,脱アミノ作用,脱カルボキシル作用など
●イソニアジド(INH)
…ピリドキシンと化学性が似ている
⇒ピリドキシンと結合,尿中に排泄↑
+ピリドキサールキナーゼ阻害,活性型への反応↓
⇒ピリドキサールリン酸↓
⇒多くのアミノ酸生成↓
①セロトニン,GABAなど神経伝達物質↓
⇒神経障害
※副作用として最も有名.だがまれ(0.2%).
②トリプトファン↓
=ナイアシン(ビタミンB3)の前駆体
⇒ナイアシン欠乏=ペラグラ
※INHを長期使用した場合のみ考えられるが,頻度は低い
…ナイアシン自体を摂取できるため,
…INH使用時にビタミンB6投与が行われるため
参照 UpToDate,呼吸器内科医
更新 2014/8/17