内分泌・糖尿病

甲状腺機能亢進で眼球が突出する機序

外眼筋,眼窩内結合組織と脂肪組織の炎症(T細胞活性化)による

甲状腺眼症といいます。炎症による組織の肥厚が原因で、眼球突出だけでなく視力低下、眼球運動制限や複視もきたします。

甲状腺機能亢進で眼球が突出する機序1:間質の肥厚

炎症

⇒繊維芽細胞からグルコサミノグリカン(GAG)放出

⇒GAGによる浸透圧の変化

⇒水分蓄積,それによる組織の肥厚

眼球を前に突出させる
 +外眼筋の動きを妨げる

甲状腺機能亢進で眼球が突出する機序2:外眼筋の肥厚

②炎症,眼球突出

外眼筋の肥厚

⇒眼球運動制限

※炎症は,TSHレセプター抗原による,と考えられています

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