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足白癬の診断、鑑別;本当に水虫か?
2015/3/24
★13〜33%は水虫じゃなく、そのほとんどが湿疹。■足白癬の診断●直接鏡検にて皮膚糸状菌を検出することが絶対必要・偽陽性…モザイク菌(角質間の油滴)との間違え、糸くずとの間違え =医師の技術の問題・偽陰性…抗真菌薬外用中、接触性皮膚炎の合併(特に湿潤型;趾間型に多い) ※しかも、抗真菌薬は接触性皮膚 ...
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蕁麻疹の分類と原因/病態
2015/3/22
★持続期間で分類され、急性は原因が特定できうる。■蕁麻疹の分類・急性:6週間以内の発症・慢性:再発性でほとんど毎日症状があり、それが6週以上続く※ほとんど自然軽快する=急性 …6週間というのは一応の基準 ■蕁麻疹の原因/病態●蕁麻疹の基本病態・表皮浅層にある、皮下肥満細胞と好塩基球が活性化⇒ヒスタミ ...
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心エコー:拡張能の評価
2015/3/20
★E/A, E/e', SFFの値とパターンで認識する。◎循環器以外はそんなに触れないが、循環器の中ではwell-knownなトピック。 ref: 心エコーで何を測っているか,分かりません.ref: 心エコー:収縮能の評価ref: 心エコー:逆流の評価ref:  ...
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心エコー:収縮能の評価
2015/3/18
★国際的にはEF。■左室駆出分画 EF: ejection fraction・基本的に収縮能はEFで評価する⇒エコー、造影、MRIなど⇒ここではエコーの話●EF = (拡張末期体積 - 収縮末期体積) ÷ 拡張末期体積①Teichholz法・Mモード:短軸 or 長軸⇒左室最大短径でLVDdとLVD ...
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糖尿病治療薬の機序と特徴;SU薬、速効型インスリン分泌促進薬、αグルコシダーゼ阻害薬
2015/3/16
★持続時間がSU薬>速効性インスリン分泌促進薬、2つの作用機序は似ている。■SU薬●種類・グリメピリド(アマリール)・グリクラジド(グリミクロン)・グリベンクラミド(オイグルコン、ダオニール)●機序・スルフォニル尿素受容体:膵β細胞のATP依存性Kチャネルの一部⇒SU薬結合すると、このチャネルが不活 ...
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糖尿病薬の機序と特徴:インスリン抵抗性改善薬(ピグアナイド、チアゾリジン)
2015/3/14
★ピグアナイドは糖新生抑制、チアゾリジンはPPARアゴニスト。■ピグアナイド●種類・メトホルミン(メトグルコ、グリコラン、メデット)・ブホルミン(ジベトス) ●機序・グリセロリン酸デヒドロゲナーゼ(mGPD)の特定の型 …グリセロールリン酸→ジヒドロキシアセトンリン酸 乳酸→ピルビン酸 ⇒これらは ...
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糖尿病薬の機序と特徴;インクレチン関連薬(DPP-4阻害薬、GLP-1アゴニスト)
2015/3/12
★DPP-4阻害薬はadd-on drug、GLP-1アゴニストはDPP-4阻害薬より効く。■DPP-4阻害薬●種類・シタグリプチン(ジャヌビア、グラクティブ)・ビルダグリプチン(エクア)・リナグリプチン(トラゼンタ)・テネグリプチン(テネリア)・アログリプチン(ネシーナ)・アナグリプチン(スイニー ...
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糖尿病/耐糖能異常の鑑別;稀なものまで
2015/3/8
★遺伝子異常の頻度は意外と多い。■遺伝子異常●若年発症成人型糖尿病(MODY:maturity onset diabetes of the young)・常染色体優性遺伝、25歳未満発症で自己抗体陰性の糖尿病 …糖尿病の2-5%⇒基本的に膵臓β細胞の異常⇒ヘテロな概念で、原因となる遺伝子異常により臨 ...
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糖尿病1型と2型をどう区別するか
2015/3/6
★自己抗体陽性なら1型、陰性だと分からないが、必死に区別する必要なし。■1型糖尿病●膵臓β細胞が破壊され、インスリンが分泌できなくなること●原因は自己免疫が多い…抗GAD、インスリン、チロシンホスファターゼ、IA-2、ZnT8抗体など⇒これらが陽性なら1型として良い⇒陰性でも、β細胞破壊、インスリン ...
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糖尿病患者の血糖コントロールの指標は、絶対HbA1cか
2015/3/4
★血糖コントロール指標3つの中の、血糖値平均にHbA1cが最も良く相関する。■血糖コントロールの指標①血糖値平均●血糖6検の平均で求められる …朝飯前、午前半ば、昼飯前、昼半ば、夕食前、寝る前・糖尿病合併症の頻度と相関 ②血糖値の日内変動●mean amplitude of glycemic exc ...