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SLE⇒CRP陰性
2014/7/2
★謎の全身炎症でCRP陰性の場合、SLEを考える。 ■機序○SLE⇒1型インターフェロン産生 ※1型インターフェロン:IFNα、βのこと …マクロファージを活性化するIFNγと区別される⇒肝細胞でCRP合成を抑制 ⇒炎症があってもCRP陰性となる ■SLEでC ...
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心房細動に合併する脳梗塞:CHADS2, CHADS-VASc
2014/6/27
★Afの患者に抗凝固療法開始する目安とする。 ■CHADS2 score・心房細動患者の脳卒中リスクを示したスコア。 CHADS2 acronym Score Congestive HF 1 Hypertension 1 Age (≥75歳) 1 Diabetes mellitus 1 S ...
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ASDのできる仕組み、分類
2014/6/24
★一次孔、二次孔とも一次中隔のもの。 ■房室中隔の形成・共通心房に総幹動脈が貫入、稜ができる⇒稜が心内膜床に向かって発達する …これを一次中隔という …一次中隔で覆われていない隙間を一次孔という⇒完全に塞ぐ(=一次孔が閉鎖する)(◇)⇒一次中隔に穴がたくさんでき、癒合する(◎) …これを二次孔という ...
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胆石⇒胆嚢炎、胆管炎 ★どこから細菌が侵入するか
2014/6/20
★細菌感染といえば胆管炎で、門脈系から侵入する。 ■胆嚢炎●動物実験において、胆管閉鎖だけでは炎症生じない =炎症誘発する物質が必要⇒実験では、カテーテールにより胆嚢粘膜障害することで炎症が生じる or ライソレシチン加えることでも炎症生じる⇒ライソレシチンが必要と考えられて ...
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AST、ALT上昇、比の意義
2014/6/17
★分布、半減期で理論的に鑑別されうるが、実際にはあまり使われない。 ■肝逸脱酵素の源・おそらくは、それぞれが多量に存在する組織から出てくるALT:主に肝 ⇒細胞質内AST:肝、心筋、骨格筋、腎、脳、膵、肺、血球 ⇒ミトコンドリア内、細胞質内(免疫学的に異なる酵素) …血漿中のASTは細胞質内の ...
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小児で便秘⇒尿路感染症
2014/6/15
★排尿筋と尿道括約筋の協調不全による。※完全にはわかっていない ●排便異常を伴う排尿・膀胱異常…dysfunctional elimination syndrome, bowel bladder dysfunction ①直腸圧↑⇒膀胱後壁への圧力↑⇒排尿筋が過活動⇒排尿筋と尿道括約筋の協 ...
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ネフローゼ症候群⇒高TG、コレステロール血症
2014/6/14
★詳細な機序は不明。 ■ネフローゼ症候群⇒脂質↑①産生↑・血漿膠質浸透圧↓⇒肝細胞でアポプロテインB転写↑ …この機序は不明。単純な代償ではない(膠質浸透圧を上昇させるには分子量が大きすぎるため) アルブミンやデキストランで浸透圧を上げると、転写下がる ②代謝↓・脂肪代謝:VLDL→IDL→LDL ...
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心エコー:狭窄の評価
2014/6/11
★背景はベルヌーイの式と連続の式。ref:心エコーで何を測っているか,分かりません.ref:心エコー:収縮能の評価ref:心エコー:拡張能の評価ref:心エコー:逆流の評価ref:心エコーによる右室機能の評価 ■基本●「狭窄⇒圧較差」・血液は狭窄部の出口では管腔壁に沿って流れることができない⇒管腔壁 ...
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正常圧水頭症⇒尿失禁、認知機能障害、歩行障害
2014/6/10
★脳室拡大により、白質路牽引され障害される。 ■正常水頭症⇒尿失禁◎排尿反射①仙骨排尿中枢(S2-S4):副交感神経⇒膀胱壁のアセチルコリン受容体を刺激⇒膀胱収縮②橋排尿中枢(橋の網様体):膀胱収縮時、外尿道括約筋を弛緩③大脳皮質:仙骨排尿中枢を抑制 ・CSF吸収↓⇒CSF量↑、脳室拡大⇒皮質の放線 ...
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SLEとAPSの血液検査がまぎらわしい
2014/6/9
★同じ抗原を見ている検査が多い。■SLEと抗リン脂質抗体症候群(APS)・APSの50%が続発性⇒そのうち80%の原因がSLE ■検査①STS法(梅毒に対する血清検査)・歴史的には補体結合を用いたワッセルマン反応、ガラス板を用いたVDRLテストなど⇒現在はラテックス粒子を用いて光学的に測定する自動分 ...