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なぜ自発呼吸だとflotracが当てにならないか
2014/1/30
★精度の問題. ■SVV測定の条件・SVVの測定法…参照:http://blog.livedoor.jp/megikaya/archives/35959892.html①一回換気量>8ml/kg ・SVVは吸気と呼気での変動から計算する ⇒変動が十分にないと,精度が低下する②PEEP<10 ・胸腔内 ...
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アルブミナーでどれほど血管内volume増えるか.アルブミン上がるか.
2014/1/21
★入れた分だけ. ■コロイドの原則●'Q'は'Pc-COP'に比例する…Q:液の移動 Pc:毛細血管の静水圧 COP:コロイド(膠質液)の血漿浸透圧⇒Pcは平均20mmHg程度,COPは正常28mmHg程度⇒通常状態で,液は間質から血管内へ移動している ●晶質液⇒COP減らす⇒血管外への水分移動 ...
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ICU管理でスワンガンツは使えるか
2014/1/17
★あまり使われない. ■右心カテーテル(スワンガンツ)●構造・イントロデューサー→圧計(右房に留置)→温度計(肺動脈に留置)→バルーン,圧計(肺動脈にはめ込む) ●わかること①wedge pressure・肺動脈にはめ込む⇒血の流速=0となる⇒肺動脈楔入圧=左房圧=左室拡張末期圧※但し,肺胞圧<肺毛 ...
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なぜ’N95’か. ★マスクの意義
2014/1/12
★N95規格をクリアするマスク. ●米国NIOSH(National Institute of Occupational Safety and Health)が定めた,N95規格をクリアする. …9規格の中で,最も低い基準⇒もとは製造現場等のマスク ●レスピレータ=防じんマスク(装着者の感染を防ぐ) ...
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術前に止める降圧薬はARB・ACEiだけか
2014/1/8
★ARB,ACE阻害薬,利尿薬. ■高血圧患者の麻酔・麻酔中,血圧が変動しやすい(上昇も下降も) ⇒心筋梗塞につながりうる ※MI発生率↑のエビデンスがあり,この予防が重要となる・麻酔終了時,血圧がかなり上がりうる・拡張期血圧が110以上だと,明らかに合併症の頻度が増える …収縮期血圧との関連は明ら ...
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生食>HESか. ★膠質液について
2014/1/8
★HESは微妙,生食かアルブミナー. ■膠質液 …HES製剤,アルブミン製剤,デキストラン製剤 ①ヒドロキシエチルデンプン=HES製剤…ヘスパンダー,サリンヘス,ボルベン●腎障害 ・特に高分子量のHESで指摘された ⇒ヘスパンダー,サリンヘスは低分子量 ・機序は膠質浸透圧によると考えられるが,詳細は ...
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脊髄くも膜下麻酔(spinal)のやり方,原理
2014/1/7
★ただの忘備録です. ①手術室についた ⇒患者確認,vital測定,ルートの確認 ⇒エピで低血圧になるので,ここで補液全開にしても良い ※低血圧の原因 …交感神経↓⇒末梢血管拡張による ⇒補液 or ネオシネジン(α1 agonist)で対応;除脈になったらエフェドリン ②体位とり( ...
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ARDSの呼吸器設定のみそ
2014/1/4
★FIO2を下げる.・活性酸素により,炎症・細胞死を誘導⇒無気肺,高CO2,気道障害,肺水腫など・FIO2の基準は厳密に調べられていないが,60%が6時間以上続いた場合危険とされる. ①一回換気量を少なくする=肺を保護する・肺胞の過膨張→肺胞障害を防ぐ・しかしCO2貯留し,アシドーシスを来しうる⇒許 ...
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経腸栄養は感染のリスクを下げる? -選択的消化管殺菌は?
2014/1/3
★どちらも感染予防に有効. ■機序①腸管腔にものが入る ⇒腸粘膜のintegrityを保つ =腸粘膜からの,腸内細菌の侵入(トランスロケーション)を防ぐ ②腸管栄養 ⇒腸壁の単球によるIgA産生↑ ⇒病原体の腸粘膜への付着を防ぐ ③胃の膨張刺激 ⇒ガストリン,コレシストキニン放出 ・腸管内グルタミ ...
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ループとサイアザイドの違い
2014/1/2
★利尿作用が全然違う. 1.ループ利尿薬・ヘンレのループの太い上行脚に作用 …Na/K/2Cl共輸送体をブロック⇒電解質の濃い尿が集合管へ⇒①浸透圧高い ⇒アクアポリンによるfree waterの再吸収↓ ②対向流増幅系を阻害 =集合管とヘンレのループ下行脚(両者とも髄質)でのfree wat ...