★日焼け。
◎全身性エリテマトーデスで蝶形紅斑は有名な兆候ですが、その機序はあまり知られていません。
■紫外線の影響
・DNA障害を、以下の機序で来します。
①DNAに対する抗体産生,複合体形成,補体活性…と通常の経過
②ケラチノサイト活性化
⇒抗RNP,Ro,La抗体と結合
⇒IL-1放出
③膜の構造が変化
⇒膜におけるリン脂質代謝が変化
④ケラチノサイトのアポトーシス↑+貪食細胞による,死んだ細胞のクリアランス↓
・紫外線自体により、自己免疫の程度も強ります.
▶よって、SLEの場合、紫外線によってダメージを受けやすいです
⇒一番紫外線を浴びやすいのが目の周りです
⇒その部分の皮膚細胞が障害を受けて紅斑となります。
(つまり日焼けのような機序です)
参照 UpToDate