血液、輸血

炎症⇒低アルブミン血症

★肝臓が急性期蛋白を作るのに精一杯でアルブミン合成できない、というのは想像だけど、案外そうかもしれない。

■Alb

<合成>
肝臓で、1日15g程度合成される
⇒Alb低下した場合、2倍程度まで増加する
<血中濃度>
・合成、分解、分布の影響を受ける
①合成:栄養状態、静水圧、サイトカインにより制御される
  ⇒肝細胞のAlb合成mRNAに関わることがわかっている
②分解:どこで分解されるかは不明。半減期は20時間
③分布:有効血漿量が重要
  ⇒うっ血するとすぐ低Albとなる

●透析患者
炎症+蛋白制限食によりAlb合成↓
…窒素摂取↓によりAlb合成↓となるが、低栄養のみで低Albとなるまでには相当の期間を要する
・炎症急性期蛋白(CRP, SAA, フィブリノゲン、セルロプラスミン)とAlb濃度は反比例する
 ⇒炎症により低Albとなることはわかっている


■臨床現場におけるAlb意義

肝障害を疑った時以外、Alb測定の意義なし
⇒449人中13%で異常値がでたが、臨床的意義のあったものは2人だけだったという研究あり
…体液量によりかなり増減する+低Albが栄養状態を反映しない
・透析患者において、低Albも急性期蛋白も悪い予後と相関するが、急性期蛋白の方がマーカーとして優秀

参照 UpToDate, Adv Perit Dial. 2013;29:55-60, Kidney International (2004) 65, 1408–1415

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