★精度の問題.
■SVV測定の条件
・SVVの測定法…参照:http://blog.livedoor.jp/megikaya/archives/35959892.html
①一回換気量>8ml/kg
・SVVは吸気と呼気での変動から計算する
⇒変動が十分にないと,精度が低下する
②PEEP<10
・胸腔内圧↑⇒後負荷↓⇒CO↑
⇒一回拍出量が過大評価
⇒SVVも過大評価される
③開胸していない
・開胸
⇒胸腔内圧の変化↓
⇒SVV過小評価
④調節呼吸
・自発呼吸だと,呼吸数と一回換気量が一定とならない
⇒完全調節呼吸の必要がある
※フロートラックは統計データを基としているので,数値自体を信用するには,完全に条件を満たす必要がある
参照:http://blog.livedoor.jp/megikaya/archives/37091864.html
⇒そもそも完全鎮静としていることは,全身麻酔下以外の状況ではほとんどない
⇒相対値としてのみ参考にする場面が多い
※自発呼吸下でも,SVVが参考になる,という研究もある
⇒そもそも血管内volumeに関して,何が参考になるかははっきりとしていない
ex. CVPは全く相関しない,とされる
⇒実際は色々なパラメータを総合して考えるので,一つの指標としては有用かもしれない
…でも自発呼吸下だと,本当にかなりバラつきがある印象.
参照 ICU book,Flotrac HP,
http://www.maruishi-pharm.co.jp/med2/files/anesth/book/18/6.pdf?1368500033