★チャネルの働きを亢進させ,カリウムの細胞内取り込みを増やす.
●β2刺激薬
⇒アデニル酸シクラーゼ↑
⇒cAMP↑
⇒Na-K-ATPase,Na-K-2Cl共輸送体↑
(インスリン放出↑も関与しているかも)
⇒細胞内K取り込み
⇒低K血症
※β1特異的刺激薬・阻害薬は,カリウムにあまり影響を与えない
●生理的意義は,運動時の高K血症抑制と考えられる
・激しい運動
⇒①脱分極による細胞からのK放出に,Na-K-ATPaseによるK再取り込みが追い付かなくなる
②細胞膜上のKチャネルはATPにより抑制されるが,運動によりATP消費する
⇒細胞内からK放出
⇒高K血症
※採血時にグーパーを繰り返すと,Kが1meq/L程度上昇する
参照 UpToDate