Rik

no image

感染 血液、輸血

好中球減少症→感染予防にマキシピーム,でいいの?

2013/11/4  

★リスクを考慮し,経口抗菌薬で良い. ■好中球減少症・正常な炎症反応を起こせない⇒症状がでにくい⇒発熱のみがサインの場合がしばしばある⇒発熱性好中球減少症といわれる ・好中球減少:重要な感染症が起きうる,という意味において        ⇒「好中球<500」(UpToDate)        ⇒ID ...

感染

ゲンタマイシンによるシナジー効果の原理

2021/12/27  

★ベータラクタムとあわせるとアミノグリコシドが良く効くようになる. それぞれのメカニズムに相乗効果があるということです。 ゲンタマイシンによるシナジー効果の原理 ・アミノグリコシド(ゲンタマイシン,アミカシン)の原理 ✔︎リボゾーム30Sに作用する,殺菌性抗菌薬 ✔︎カバ ...

no image

呼吸器 感染

かぜっぽい人に,インフル迅速・ストレプトIDを使う基準

2013/10/30  

★咽頭痛,鼻水,咳の3つがそれえば,ほぼ風邪.※どれか一つしかない場合,違う疾患を疑う. ■A群β溶連菌咽頭炎・成人咽頭炎の10%・疑えばストレプトID行う⇒感度80%,特異度95%⇒陰性でも,経過がそれっぽければ治療すべき※ちなみに,培養と迅速を同時に行うことは,保険では認められていない①特徴・左 ...

no image

薬剤

なぜ循環器病棟でソセゴンが使われないか

2013/10/27  

★心臓の仕事量を増加させるため. ■拮抗性鎮痛薬・混合アゴニスト-アンタゴニストといわれる⇒オピオイドが投与されていればアンタゴニスト,いなければアゴニストとして働く・鎮痛の上限がある(天井効果)⇒麻薬の使用が考えられる患者には使わない・ただ力価が強く,麻酔薬としての手続きがいらないため,使いやすい ...

no image

放射線・検査

腹部エコーの流れ

2013/10/24  

肝①胸骨下正中に縦:左葉を全体的にみる②横にして肋弓下から:右葉を全体的にみる ※この2つでスクリーニング,massを見つける ⇒見えにくい場合は肋間から行う③肝臓の全体像を撮る ⇒ウンビリカルで1枚,門脈移行部(本幹からウンビリカルへ)で1枚  右肝静脈と中肝静脈が見える所で1枚,左肝静脈で1枚  ...

no image

未分類

ASTとALTの役割は?

2013/10/21  

★アミノ酸代謝で使われる.ASTが主役,ALTが例外. ■アミノ酸からαアミノ基(-NH3+)を取る反応アミノトランスフェラーゼ(トランスアミナーゼ)が用いられる…アミノ酸によって異なる・ALT:アラニンアミノトランスフェラーゼ =GPT:グルタミン酸-ピルビン酸トランスアミナーゼ⇒「アラニン+αケ ...

no image

血液、輸血

血液像,骨髄像が読めない! ★白血球の分類も

2013/10/20  

★似た細胞を認識する. ■白血球の分類 白血球 顆粒球 好中球 好酸球 好塩基球 単球   リンパ球 B細胞 T細胞 NK細胞 ・よく忘れてしまいます. ■血液像   核 細胞質 形 クロマチン 色 顆粒,その他 好中球 band 一続き 凝集した塊がいくつも 肌色   好中球 segmented ...

no image

感染 神経・感覚・精神・脳外科

髄膜炎-入り道は?髄膜刺激症状の原理と有用性は?

2013/10/7  

★鼻から.結構使える.■髄膜炎の病態・鼻咽腔上皮に付着しコロニー形成⇒①膜結合性の小胞  ⇒上皮細胞を通過  ⇒血管内腔へ⇒②tight junctionを分離  ⇒血管内腔へ・血流内では,多糖類被膜により貪食を回避⇒脈絡叢上皮に感染⇒髄液腔へ ※肺炎球菌は脳の毛細血管内皮に付着 ⇒細胞を通過 or ...

no image

呼吸器

なぜ上気道狭窄→吸気時喘鳴,下気道狭窄→呼気時喘鳴か.

2013/10/6  

★解剖と呼吸の生理. ●吸気・上気道内が陰圧⇒上気道が狭くなる・胸郭膨らむ⇒胸腔内が陰圧 ⇒下気道は広がる ●呼気・上気道内が陽圧⇒上気道が広がる・胸郭狭くなる⇒肺は弾性力ある⇒下気道は狭くなる 以上より,上気道狭窄⇒吸気時に喘鳴来しやすい       下気道狭窄⇒呼気時に喘鳴来しやすい& ...

no image

神経・感覚・精神・脳外科

一次性頭痛の違い ★病歴,機序,治療

2013/10/3  

★機序がわかりつつある. 1.片頭痛有病率:8%病歴・家族歴ある若年女性・前兆あり:部分的な閃輝暗点(明るくなって見えない)        半側視野欠損→半側視野の閃輝暗点・片側が多い・悪心,嘔吐あり・12時間程度持続・NSAIDsは効いたり効かなかったり機序・誘因⇒神経ペプチド放出(Su ...