感染 救急・外傷

どんな小さな傷でも破傷風トキソイド投与するか

ワクチン接種後5年以降は,どんな傷でもトキソイド接種すべき.

■受傷時の破傷風予防

状況

創傷

きれいな傷

汚い傷

過去のトキソイド
接種回数

02

3以上

02

3以上

最終接種後の
経過年数

不問

5年未満

5年以上

不問

5年未満

5年以上

治療

トキソイド

+

-

+

+

-

+

抗破傷風ヒト免疫
グロブリン

-

-

-

+

-

+

 
⇒接種後5年未満なら投与必要なし
 傷が汚ければ,テタガム(抗破傷風ヒト免疫グロブリン)投与

※摂取後5年を過ぎると,抗体価が発病予防に必要なレベルを下回る.
 初期のワクチンで基礎免疫ができれば,追加接種によりすぐ免疫がつく(ブースター効果).

■破傷風
・日本で年間100名程度が発症し,5-7名程度が死亡する.
・どんな傷も原因となる
明らかな創傷が見られない場合もある(6.4%)

参照 破傷風に対する免疫化のガイドライン
更新 2014/3/27 

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