内分泌・糖尿病

ビタミンC欠乏により壊血病となる機序:ビタミンCの生理的意義

★コラーゲンは産生されるが,架橋できない=もろくなる!

◎機序まで理解している臨床家は尊敬されます。

DHC ビタミンC 60日分 120粒【イチオシ】【stamp_cp】【stamp_004】


■ビタミンCの作用
プロリン水酸化,リシン水酸化の補酵素
・これらはコラーゲン合成で必要なステップ
=無いとコラーゲン線維が架橋できません
⇒欠乏すると壊血病
 (血管脆弱性→易出血性、ということです)

②カルニチン産生の補酵素
・カルニチンは脂肪酸β酸化に関与
 (カルニチンシャトル:脂肪酸のミトコンドリアへの輸送)

③ドーパミンβ-ヒドロキシラーゼの補酵素
・「ドーパミン→ノルアドレナリン」の反応に必要です.

④プロスタグランジンの代謝に関与
⇨抗炎症作用に関連していると考えられます
⇨なので、「ビタミンCが癌に効く」類の研究が行われた経緯があります。

※ビタミンCが欠乏しても、②,③,④は臨床的に問題となりません。

参照 UpToDate,リッピンコット生化学

-内分泌・糖尿病