呼吸器

心不全でチェーンストークス呼吸となる機序

★血のめぐりが遅いから.

◎心不全で呼吸様式が悪い人がいます。その機序。

※チェーンストークス呼吸(CSB)
=無呼吸と頻呼吸の繰り返し(ランダム)

●慢性心不全(CHF)
⇒酸素化悪い
⇒呼吸数が多い
⇒慢性的に低CO2血症
下がりすぎると無呼吸となります:CO2ナルコーシスと同じ
⇒無呼吸でPaCO2上がれば呼吸再開ですが、
 心不全は循環に時間がかかるため,
 呼吸中枢(脳)へCO2の高い血流が行くまで時間かかる!(★)

⇒感知が遅れます!
無呼吸遅延
⇒呼吸中枢やっと気づく:この時はすでにPaCO2が高い
早く戻そうと頑張る
⇒呼吸早くする
※これが繰り返されるのです。

●健康人でもこの機序は考えられるが,実際は生じません。
⇒呼吸中枢/血液には溶解しているO2,CO2があり,これにより対応可能だからです。
⇒よって,(★)がこの病態に重要です。

参考 Guyton physiology

Guyton and Hall Textbook of Medical Physiology, 13e (Guyton Physiology)


ガイトンはなんでも解決します。

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