★被膜のある細菌に感染しやすくなる。
■脾臓の機能
・類洞にいる白血球:循環している細菌を貪食
・巨大なリンパ組織:抗体産生するBリンパ球の半数がいる
オプソニン化も行う
●細菌は脾臓又は肝臓の白血球により除去される
⇒多くは補体or脾臓でのオプソニン化後に感知される
⇒細菌に被膜があるとオプソニン化されにくい
…①細菌にくっついた補体と白血球の反応↓
②補体が結合しにくい
⇒脾臓でのみ除去される
よって、脾臓摘出後は、主に被膜のある細菌に感染しやすくなる
※被膜のある細菌:S.pneumoniae、H.influenzae、Neisseria.meningitis
参照 UpToDate、Lancet. 2011;378(9785):86.