★クレアチニンは濾過された後再吸収されないのがポイント!
腎機能の指標としてクレアチニンが有名です。
なぜクレアチニン=糸球体濾過量(GFR)の目安なのか?
「クレアチン」とはなにか?
解説です。
糸球体濾過量を測りたい
目標は糸球体濾過量(GFR)を測ることです。
どれだけ糸球体で濾過されているかを測るには、
尿細管や集合管で再吸収されるものは指標の対象にはなりません。
つまり、再吸収されないものが目安になるのです
そこで候補が2つあります。
①イヌリン
・再吸収されない!!
⇒投与し,排泄量を測れば濾過量がわかる
正確だが,面倒くさいので使われない。
②クレアチニン
<生化学>
クレアチン
....肝で生成,脳や筋肉に取り込まれ,細胞内でATPと反応しエネルギー源となる
⇒代謝産物がクレアチニン
クレアチニンの尿中排泄量が筋肉量と比例!
=体重あたりほぼ一定で,食事や尿量に影響されにくい
+再吸収されない
⇒糸球体濾過量の良い指標や!
ということで、イヌリンの代わりに用いられている。