★NSAIDsでもそれぞれ特徴がある!
①病気の性質
・急性⇒半減期が短いもの
⇒発熱の症状が改善しているかを確認したいため
⇒ボルタレン(1.3h),ロキソニン(1.3h)など
・慢性⇒半減期が長いもの
⇒1日1回内服で済む
⇒モービック(28h)など
★長期にわたる場合
⇒胃潰瘍の危険がある
⇒COX-2選択阻害薬(ハイペン)への変更
サイトテック(PGE誘導体)の併用
を考える!
②かぜ
・アセトアミノフェン(カロナール)を使う
⇒インフルエンザの場合,NSAIDsでライ症候群を発症する危険があるため
③がん
・保険適応
⇒ロピオン(注射薬)のみ
※ナイキサンも使われる
⇒腫瘍熱に効果が高いため
④湿布薬
・基本的に患者が使い慣れたものを用いる
⇒パップ剤:温感,冷感があるものがあり,プラセボ効果も期待できる
テープ剤:匂いが無く,はがれにくく動かせる
⇒モーラスパップ,テープのみ光線過敏症がでやすく,使用には注意が必要
※NSAIDsで効果が少ない時⇒増量するのではなく,違うNSAIDsを使用する!