放射線・検査

MRIで騒音がでる原理

★コイルが揺れる。

■MRIの原理→騒音の原理
・患者は静磁場の中に入る
 …静磁場:空間的に均一で強力な磁場
⇒プロトンが静磁場の方向を向く傾向を示す
⇒この強さをAとする
※分子毎に強さは違うが、水分子の中のプロトン(水素イオン)を計測する

・この患者に、共鳴周波数の高周波磁場(ラジオ波)を断続的に照射
 …位置情報を取り込むため、x/y/z方向の傾斜磁場を使用
⇒歳差運動(首振り運動)が生じ、Aを電圧として検知できる
※実際にはAと関連した色々なパラメーターを計測する 

・高周波磁場は、コイルに電流を流す事で発生させる
静磁場の中で電流が流れるので、フレミングの法則に従いコイルに力がかかる
 (電磁力)
⇒コイルが振動する
⇒ガンガン音がする
※傾斜磁場の掛け方によってコイルの振動の仕方が異なり、音が変わる
 (電子音っぽくもなる)

参照 各社HP、UpToDate

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