★それぞれ由来があり,意義を知るべき.
検査 |
臨床的意義,メカニズム |
CEA |
上皮組織に広く分布し,癌・異型性により血中に入りうる. |
CA19-9 |
上皮細胞,特に膵管・胆管・胆嚢に多く発現する. |
CA50 |
CA19-9に交差反応性をもち,Lea陰性者でも検出できる. |
DU-PAN-2 |
ヒト膵癌培養細胞より得られた抗原. |
PIVKA-Ⅱ |
第Ⅱ因子の前駆物質であり,ビタミンK欠乏状態で出現する. |
AFP |
胎児期に肝臓・卵黄嚢で産生される蛋白. 肝細胞癌で産生されうる. |
AFP-L3(%) |
AFP陽性肝疾患において,肝細胞癌の鑑別に有用. |
CYFRA21-1 |
中間径フィラメントであるサイトケラチンの亜分画の1つ. |
SLX |
肺腺癌・卵巣癌・膵癌などで,あるムチン型糖鎖が修飾された物. |
SCC |
子宮頸部扁平上皮癌から精製されたもの. |
NSE |
神経細胞と軸索突起に特異的に存在する,解糖系酵素のアイソザイム. |
ProGRP |
神経内分泌細胞で作られるペプチドの一部分. |
CA15-3 |
癌への感度が高い抗体と,乳癌への特異度が高い抗体の組み合わせ. |
CA125 |
ヒト卵巣漿液性嚢胞腺腫の培養系より得られた抗原. |
PSA |
前立腺上皮細胞内の粗面小胞体で賛成され,精液融解に関与. |