★免疫法ではならない。
■化学法
・大腸癌に対する感度は30~40%程度
・赤血球のヘムがもつペルオキシダーゼ様作用を検出
⇒試験紙を用いて判定
①オルトトリジン法
・以前使われていた、感度の高い検査
⇒肉、魚、緑黄色野菜、ミオグロビンでも陽性となる
②グイヤック法
・特異度の高い検査
⇒オルトトリジン法の1/50~1/100程度
⇒微量の血液は検出できない
※通常①と②を組み合わせて使う
■免疫法
・ヒトグロブリンに対する免疫にて血液を検出
⇒上部消化管出血由来のグロブリンは消化液で変性し、陽性とならない
●潜血に対する、各検査の陽性率
|
化学法 |
免疫法 |
上部消化管出血 |
95% |
16.70% |
下部消化管出血 |
93% |
66.70% |
参照 UpToDate、週刊医学会新聞