神経・感覚・精神・脳外科

どんな時に慢性副鼻腔炎を疑ってCTをとるか

★12週間続く症状がある時。

■慢性副鼻腔炎の定義
副鼻腔〜鼻腔の炎症が12週間以上続いた状態

■診断
●症状

・以下のうち2つ以上の症状が12週間以上続く(治療に関わらず)
①粘液膿性鼻汁
②鼻閉
③顔面痛、緊満感
④嗅覚低下
検査へ
※身体所見はあまり有用でない(参考)
⇒頭部を前屈させた時の痛み:感度75%、特異度77%
 上気道感染後の症状:感度89%、特異度79%

●炎症の証明

・以下のうち1つ以上を鼻内視鏡かCTで証明する
①篩骨か中鼻道に膿状の粘液か浮腫あり
②中鼻道か鼻腔にポリープあり
③CTで副鼻腔に粘膜肥厚か混濁あり
これで慢性副鼻腔炎の診断確定

偶発的にCTで慢性副鼻腔炎の像が見つかった場合
最近の急性上気道炎の影響の可能性があり、それを除外する
症状がなければ治療対象とならない
(上記の症状があれば、診断となる)

●他の鑑別診断の除外

・頭痛、顔面痛症候群;群発頭痛など
・副鼻腔炎を合併していない鼻炎
・咽頭後逆流症
・嗅覚異常

●病型分類

①鼻ポリポーシスを合併した慢性副鼻腔炎
・20-33%
・ポリープはふつう両側性で痛覚なし
・喘息、NSAIDsアレルギーと関連あり
②アレルギー性真菌性鼻副鼻腔炎
・8-12%
・コロニー形成している真菌に対するアレルギーが原因
・真菌の菌糸とアレルギー性ムチンを認める
③鼻ポリポーシスを合併しない慢性副鼻腔炎
・60-65%
・上記2つで無い場合
 

参照 UpToDate、rocky note

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