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心カテ結果から、どうやって肺血管抵抗を出すか

★FIckの原理とLa Fargeの表。

■肺血流量(Qp)
◎酸素消費量と、血液中の酸素量減少が同じこと(Fickの原理)を用いる

①酸素消費量 (χ)[ml/min]

La Fargeの表統計より、年齢と心拍数から、体表面積単位での酸素消費量 [ml/min/m2]を推定する
参照:http://www.cardioiap.org/PDF/oxygen_consumption_chart.pdf

②血液中の酸素量減少

肺に流入する血液に含まれる酸素量 A [酸素ml/血液L]
 肺動脈酸素飽和度 PASpO2を用いて、
A=PASpO2[%] × 0.01 ×Hb[g/dl] × 1.34[酸素ml/g] ×10
※1gのHbに、1.34mlの酸素が結合するため
※『×10』は[酸素ml/血液dl]⇒[酸素ml/血液L] の単位補正のため
※本当は、『血中に溶解している酸素=0.003×PO2』も考える必要あるが、微量のため省略。

1分間に肺に流入する酸素量 B [酸素ml/min]
B=A × 肺血流量Qp [血液L/min]
  =PASpO2 × Hb × Qp × 0.134

肺から流出する酸素量も同様なので、
血液中の酸素量減少 = (PVSpO2−PASpO2) × Hb × Qp × 0.134

③Qp算出

・①=②より、
 Qp=χ ÷ [(PVSpO2−PASpO2) × Hb × 0.136]
・同様に、
 体血流量 (Qs)=χ ÷ [(SpO2−SvO2) × Hb × 0.136]

※熱希釈法を用いてCO測定、Qs求めることもできる。
参照:http://blog.livedoor.jp/megikaya/archives/35730801.html

■肺血管抵抗(Rp)
・オームの法則より、
 肺血管圧=Qp × Rp
・肺血管圧=肺動脈平均圧 − 左房圧
     =肺動脈平均圧 − 肺動脈楔入圧 より、
 Rp [L/min]=(肺動脈平均圧 − 肺動脈楔入圧)÷ Qp

※Fickの原理:ある器官による物質の取り込み or 放出の全量
      =その器官への血流量 × その物質の動静脈濃度較差
 

■Qp/Qs(肺・体血流比)
・上記③より
 Qp=χ ÷ [(PVSpO2−PASpO2) × Hb × 0.136]
Qsも考え方は同様なので、
Qp/Qs=(SpO2−ScvO2)÷(PVSpO2−PASpO2)

※これは左右短絡量の指標となる(2以上で手術適応など)
⇒臨床的に、チアノーゼ無い場合、
 SpO2、ScvO2、PASpO2 はほぼ決まっている
PASpO2の値にほとんど依存する

参照 ICU book, グロスマン心臓カテーテル検査・造影・治療法 
更新 2014/6/14 

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