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術前の抗菌薬投与について
2013/7/4
★エビデンスはある. ・周術期感染で最も重要なのは,皮切時の菌の創部への侵入⇒執刀時に抗菌薬の濃度を最大にしたい +組織移行性が良いものを使いたい +黄色ブドウ球菌をカバーしたい⇒執刀開始60分以内に投与開始し,執刀時には投与終了するべき. 抗菌薬はセファゾリンが良い. ※あまりに広域なものは使う ...
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Gram染色の考え方
2013/6/18
★菌いないことも重要な情報. ■生体由来のもの・白血球(ほとんど好中球):炎症を反映 &nb ...
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Gram染色⇒顕微鏡の色んなつまみ,どう使うの?
2013/6/6
★決められたやり方がある! ◆視野がぼやける、欠けてる ☛光軸調節 1.⑥を回す⇒コンデンサを上限位置に 2.③と⑤⇒全開、対物レンズ⇒10× 3.普通にピントを合わせる 4.⑤を絞る⇒光の範囲が、視野よりも小さくなる ...
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抗真菌薬の使い分け
2013/5/31
★抗菌薬と同じく,広域⇒de-escalationする!概略・カンジダ⇒だいたいアゾール系 ⇒好中球減少時など初期治療の失敗許されない場合,AMPHかMCFZ・CPFG・アスペルギルス⇒アムホテリシンor アゾール系 ⇒侵襲性肺アスペルギルス症では,AMPHかVRCZ・ク ...
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セフェム系(セファロスポリン)の使い方
2013/5/20
★全てのセフェム系は腸球菌に無効! ①第一世代 セファゾリン(セファメジンα®,CEZ):静注 セファレキシン(ケフレックス®):経口特徴・組織移行性めっちゃいい=狙った所に行く!⇒但し,髄液のみ移行性悪い=髄膜炎には使えない.・経口⇒バイオアベイラビリティー高い =投 ...
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ペニシリンの使い分け
2013/5/19
①ベンジルペニシリン ペニシリンG(ペニシリンG®,PCG):点滴特徴感受性があればめっちゃ強い用法・100~400万単位を4時間おき(6回/day):100万単位=0.6g・長時間おいておくとバッグの中で失活する⇒但し8時間おきに交換すれば,持続点滴使える 適応菌■GPC・溶連菌:A群には100 ...
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薬剤耐性菌はなぜできるか【機序】
2021/10/7
★全ては細菌の遺伝子変異による. 漫然と抗菌薬を使うと薬剤耐性菌が出現して問題になります。 これはごく自然のことですが、「なぜ」薬剤耐性となるのでしょうか。 5つほど機序が考えられています。 ■細菌内の耐性獲得機序 ★細菌が抗菌薬に暴露され続けることで、以下のような変化をもたらす遺伝子変異が生じます ...
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どんな小さな傷でも破傷風トキソイド投与するか
2013/3/19
★ワクチン接種後5年以降は,どんな傷でもトキソイド接種すべき. ■受傷時の破傷風予防 状況 創傷 きれいな傷 汚い傷 過去のトキソイド接種回数 0~2 3以上 0~2 3以上 最終接種後の経過年数 不問 5年未満 5年以上 不問 5年未満 5年以上 治療 トキソイド + - + + - + 抗破傷風 ...