感染

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呼吸器 感染

なぜ’N95’か. ★マスクの意義

2014/1/12  

★N95規格をクリアするマスク. ●米国NIOSH(National Institute of Occupational Safety and Health)が定めた,N95規格をクリアする. …9規格の中で,最も低い基準⇒もとは製造現場等のマスク ●レスピレータ=防じんマスク(装着者の感染を防ぐ) ...

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ICU・集中管理 感染

経腸栄養は感染のリスクを下げる? -選択的消化管殺菌は?

2014/1/3  

★どちらも感染予防に有効. ■機序①腸管腔にものが入る ⇒腸粘膜のintegrityを保つ  =腸粘膜からの,腸内細菌の侵入(トランスロケーション)を防ぐ ②腸管栄養 ⇒腸壁の単球によるIgA産生↑ ⇒病原体の腸粘膜への付着を防ぐ ③胃の膨張刺激 ⇒ガストリン,コレシストキニン放出 ・腸管内グルタミ ...

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呼吸器 感染

肺結核はなぜ上肺野に多いか. ★結核の病態

2013/11/14  

★好気性菌だから.○肺結核:一次結核→潜在性感染→二次結核 ■一次結核●結核菌を含んだ空気を吸入⇒大部分は上気道で補足,排出(10%程度が下気道へ)⇒重力により,中~下肺野へ(特に末梢)⇒非活性化マクロファージによる貪食,ファゴソーム形成⇒宿主vs.菌 ・ファゴソームとリソソームの融合により細菌の成 ...

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感染 腎・泌尿器

敗血症⇒腎障害

2013/11/9  

★研究中. ●敗血症⇒血管拡張⇒腎血流は1~2倍になる⇒これだけならGFR増加,腎不全は生じない ①血管拡張が,輸出細動脈>輸入細動脈⇒腎血流量は増加するが,糸球体血管圧は低下⇒GFR低下・ノルアドレナリン,バソプレシン:輸出細動脈の血管抵抗を増加させる⇒GFR増加することが確かめられている ②炎症 ...

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感染 血液、輸血

好中球減少症→感染予防にマキシピーム,でいいの?

2013/11/4  

★リスクを考慮し,経口抗菌薬で良い. ■好中球減少症・正常な炎症反応を起こせない⇒症状がでにくい⇒発熱のみがサインの場合がしばしばある⇒発熱性好中球減少症といわれる ・好中球減少:重要な感染症が起きうる,という意味において        ⇒「好中球<500」(UpToDate)        ⇒ID ...

感染

ゲンタマイシンによるシナジー効果の原理

2021/12/27  

★ベータラクタムとあわせるとアミノグリコシドが良く効くようになる. それぞれのメカニズムに相乗効果があるということです。 ゲンタマイシンによるシナジー効果の原理 ・アミノグリコシド(ゲンタマイシン,アミカシン)の原理 ✔︎リボゾーム30Sに作用する,殺菌性抗菌薬 ✔︎カバ ...

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呼吸器 感染

かぜっぽい人に,インフル迅速・ストレプトIDを使う基準

2013/10/30  

★咽頭痛,鼻水,咳の3つがそれえば,ほぼ風邪.※どれか一つしかない場合,違う疾患を疑う. ■A群β溶連菌咽頭炎・成人咽頭炎の10%・疑えばストレプトID行う⇒感度80%,特異度95%⇒陰性でも,経過がそれっぽければ治療すべき※ちなみに,培養と迅速を同時に行うことは,保険では認められていない①特徴・左 ...

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感染 神経・感覚・精神・脳外科

髄膜炎-入り道は?髄膜刺激症状の原理と有用性は?

2013/10/7  

★鼻から.結構使える.■髄膜炎の病態・鼻咽腔上皮に付着しコロニー形成⇒①膜結合性の小胞  ⇒上皮細胞を通過  ⇒血管内腔へ⇒②tight junctionを分離  ⇒血管内腔へ・血流内では,多糖類被膜により貪食を回避⇒脈絡叢上皮に感染⇒髄液腔へ ※肺炎球菌は脳の毛細血管内皮に付着 ⇒細胞を通過 or ...

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感染 麻酔・外科・胸部外科

閉腹の決まり

2013/8/7  

★エビデンスがある. 1.糸・吸収糸は2-6週,非吸収糸は300日程度で吸収される⇒非吸収糸の方がテンション持続するため,よさそう⇒エビデンスはない※非吸収糸だと皮膚から結び目が触れ,不快となりうる 2.結び目・最も重要・外科結びの必要はない・6回結ぶ必要がある 3.層 ①腹膜… ...

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感染 麻酔・外科・胸部外科

手術時手洗いの後,清潔野で手袋をつけていいの?

2013/7/14  

★全然ダメ. ●手術時手洗いの意義⇒手袋破損の際,感染が起こる可能性を減らす ・手洗いについて①手にいる細菌数を減らす事が出来る ※勿論滅菌はできない②水道水で良い ⇒滅菌水と変わらない,とするエビデンスあり.  また,滅菌水を滅菌に維持することは困難.③アルコールでよい ⇒従来の方法(スクラブ法) ...